SLばんえつ物語初乗車。グリーンが取れて会津へ

2023/11/11(土)

宿をチェックアウトして、近くのおにぎり屋さんの前を通ったら行列。朝から並ぶのもなあと、駅ナカに復活した立ち蕎麦のやなぎ庵。長岡駅にもあるお店です。
蕎麦でなくミニカレー。新潟では万代バスセンターのカレーが人気ですが、こちらのはコクがありました。
さて、これから電車で遠出です。

新津駅で乗り換え。今回、SLばんえつ物語号のグリーン席が取れたので、わざわざ出て来た次第です。

去年の新津レールフェスタで公開されていたので、車内は一巡しましたが走ってる蒸気機関車の音があるのは格別です。

今日は喜多方で途中下車しますが、会津若松まで向かう予定です。

新潟と福島の県境近く、津川駅にて整備等のため17分の停車。水の補給や石炭のならしなどやってます。

阿賀町の麒麟山酒造はこの辺りが蔵だそうで、かなりの山奥です。

SLばんえつ物語号も福島県に入り、山間の黄葉も映えて来ました。トンネルが長いと、窓は閉っていても連結部分などから煙が入ってきて、車内が霞んで石炭週代わりこもります。

オタクがガヤガヤしてるなと見たら、モデルだかタレントだかが同乗して撮影会をしてるようです。誰だ?

本当ならとっくに喜多方着の予定が、まだSLばんえつ物語号の中。落ち葉で山都→喜多方の急勾配が登れず、ジワジワ動いている状況。すでに1時間半遅れ。おかげで喜多方のレンタサイクルはキャンセルせざるを得ない状況に。
SL撮影スポットで知られる慶徳トンネル近くの松野踏切では、通過に40分とか掛かってて撮り鉄さんも呆れてる?
後続の普通に押してもらえればね。この列車のお陰で、後続も遅れ。単線なので対抗も遅れです。やっと慶徳トンネル。坂を越えたのかやっと速度向上。

約100分遅れて喜多方着。

前回来たのが2013年のゴールデンウイークですから10年振りです。しかし、滞在可能時間が1時間しかない。トホホです。
前に来たからいいっか。

SLばんえつ物語号が遅れたため、目指していた喜多方ラーメン発祥とされる源来軒は終了。やってるはずの食堂なまえは早仕舞い、栄豊は臨休と降られ続けて、大安食堂がやっていた。

注文はメンマラーメン。豚骨香る背脂入りスープに魚介。甘辛い幅広メンマとチャーシューが美味しいです。麺は中太平打ち麺で、喜多方の定番的モチモチ麺です。
寒い中、駅に急がないと。

10年振りの会津若松。前回は車だったので、今回は駅の赤べこがお出迎えです。

今夜は寒い。既に5℃。駅から飲み屋街まで遠いので、寒い中歩いて一軒目のぞいてみたら、ひと席空いてました。
もっきり。おでんと会津のお酒と馬。おでんで温まります。濃いめのおでんですが旨い。

ほどなくして馬刺と馬レバ到着。会津では馬刺はにんにく味噌で食べますが、ここの味噌もピリ辛で美味しいです。しっとり赤身。馬レバは、意外にさっぱり。レバー臭がほぼ無いさっぱり。これも旨いです、

お酒も会津。一つ目が会津娘が造る販売先限定酒の春泥。なんと市内の不動産屋さん限定とのこと。そして、泉川の純米吟醸ふなくち。どちらも米の濃さ、味わいが良くて、東北と言うより越後に近いかも。
美味しい馬とおでんとお酒。ごちそうさまです。

日本酒のBAR無いですか?ってもっきりさんで聞いたら、すかさず我流の紹介。会津をメインに、福島県内外の日本酒が100本くらい並びます。それもフードは突き出しのみで、つまみなど置かず。飲み物も日本酒のみで、ビールやソフトドリンクすら置かず、水のみ。日本酒だけを味わう珍しいお店。

先ほど飲んだお酒を伝えて、違うものをとお願いしたら、1杯目は、喜多方の喜多の華 純米吟原酒の福乃香。2杯目は宮泉の写楽。どちらも米がしっかり感じられるのですが、後味が爽やか。
美味しいお酒と、色々楽しいお話が出来て良かったです。

つまみナシで飲んでると、〆が欲しくなって、我流のマスターに教えてもらいました。まだ開店して半年とかの塩ラーメン店で、麺処 山 塩の章。

デフォの塩ラーメンにしましたが、スープのコクに塩自体の旨味なのか、飲んだ後の〆にぴったりのラーメンです。チャーシューもネギもたっぷり入って、角材メンマも美味しく炊かれています。
これで帰り道寒さをしのぎつつ、宿に帰れそうです。