大地の芸術祭17-19日目は三日連続峠越え。清津峡から果ては大厳寺高原まで

2022/9/30(金)

遅い夏休みで今日もサイクリング。久し振りに清津狭トンネル。シマシマのが出来てからは初めてで、秋に来るのも初めてかも。大地の芸術祭17日目は、ここからスタート。

昔、何も無かった坑道に、アートを施して一大観光地に。SNSでの「映え」と共に、今日金曜日の朝でも多くの人が来ています。

中でもシマシマのは初めて。“見えない泡” (金属)。真ん中のカプセルはトイレなのですが、マジックミラーで中からは外が見えます。大地の芸術祭でカプセルが設置された時はシマシマが無かったのですが、これもデザイン、素晴らしい効果が出ています。

清津峡渓谷トンネルはN079Tunnel of Lightと言う作品です。2018年の芸術祭でのお披露目となりました。第3見晴所には凸面鏡が貼られバックライトで浮かび上がる“しずく” (火)が設置されています。

一番の撮影会ポイントのトンネル終点には“ライトケーブ(光の洞窟)” (水)。パノラマステーションの壁面が、かなり曇ってきました。アルミのサビかと思ったらスチールの鏡面処理なんですね。

こちらは大地の芸術祭で改装される前の2011年6月の写真です。この時代はほとんど観光客も来ない、フォッサマグナや柱状節理などを見る地質好きが来るぐらいだったなあと。
左がパノラマステーションのプールと鏡面のところ、真ん中は2018年にリニューアルされた頃。鏡面が今より綺麗です。右は今はシマシマな壁面ですが、当初は地のままでした。

Tunnel of Lightの清津狭トンネルを出て来たら、中学生の列。間一髪で、ダダ混みになるところでした。危ない危ない。
トンネルの前には、売店と足湯があるペリスコープがあります。2階の足湯は天井が潜望鏡ペリスコープになっていて、雄大な柱状節理が望めます。

七ツ釜キャンプ場の遊歩道にあるN021スネーク・パス。名前の通り、遊歩道に敷かれたタイルが蛇のウロコのように流れています。

山頂には大蛇の頭。ちょろりと舌を出して。七つの石は、七ツ釜の滝壷を表してるとのこと。

せっかくなので、七ツ釜キャンプ場の由来の田代の七ツ釜へ。約1Kmに渡ります、七つの大小の滝が並ぶ景勝地。

柱状節理が美しく岩壁に聳えています。その下の釜川に確かに滝が点在。地元では大蛇の七ツ釜伝説があり、スネーク・パスの由来だそうです。
大きいのは既に砂防ダムになってますが。

七ツ釜から河岸段丘を下って十日町市街地へ。

途中、ポチョムキン、たくさんの失われた窓のために、日本に向けて北を定めよ(74°33’2”)、Kiss & Goodbyeと通り抜けて、キナーレに到着。
さて、昼飯にしよう。

ラーメンスタンプラリー13軒目は、十日町でそらや。一度来たことがありますが、前回は生姜醤油で塩系はまだだったので、えび塩らーめん。鯛などの魚介スープがよく出ていて、桜海老や小海老からエビスープが広がります。美味しくてスープ飲み干しです。

信濃川を渡ってナカゴを抜けて、節黒城キャンプ場まで登ってきました。以前、電子スタンプをコンプリートしたのですが、K012詩人の瞑想の路か押せていなかったので、意地になって再度トライです。

キナーレに来まして、T230クワクボリョウタ LOST #6。話題というか、問題と言うかになった、中学生が壊した作品の再構成。鉄道模型に付いたライトが、周りに置いた物の影を映し出す映像美。

行きはゆっくり、帰りは速く。ライトが前向いたり、側面だったり、なかなかおもしろい。

キナーレでやっとT429ゾーン与那国を観ることが出来ました。最初はまだ公開前、2度目は場所見逃して、今回やっと。与那国島の海底遺跡の14分にわたる影像なのですが、途中、岩が浮き上がったり、ちょっとしたCGが使われています。海底遺跡は4度かな潜っているので懐かしいです。
そして、T414Resounding Tsumariは、今回もどう動かせば思い通りに動くのか解らずでした。

あと、キナーレ外の壁画と見晴らし台?T421physis。意外に気が付いたのが今日。
さて4時。峠を越えないと。

清津狭トンネルから七ツ釜に回って、節黒城までの間にランチ。節黒~キナーレ回って、キナーレでは充電してしまい、もう一つ回れなくなってしまいました。
結果は116Kmで、獲得標高2068mで意外に大台超えでした。行き帰りは18℃とちょっとひんやり。特に陽が山に沈むと10分で、26℃から19℃まで下がった釣瓶落とし。これからもっと冷えてきますね。

マジェスティックのリニューアルで、お披露目が終わってから手直しをしてオープンとなりました。レセプション以来でおじゃましました。

となりのゆたからフードが取れるので、もち豚の肉野菜炒め。え?凄い量。
前の店から広くなって、BARカウンターできて、シーズン入ったら大忙し間違いナシ。

軽くSWING BARでmyブナハーブン。

2022/10/01(土)

大地の芸術祭18日目。今日もド晴天の南魚沼。浦佐の方を望むと雲海になっているような雲。
さて、今日も十二峠を越えて清津狭入口まで来ました。先は長い。

津南のトヤ沢砂防えん堤を抜けて松之山温泉。前回、ここまで来たところで後輪のシャフト(スルーアクスル)が折れて走行不能に。修理を助けて貰って走はしれるようになって、なんとか湯沢まで戻ったのが9月11日。
今日は大厳寺キャンプ場、オーストラリア・ハウスを目指します。

松之山温泉で芸術祭の検温。

湯治BARってのが出来ていて、スコッチやピザ釜などもあります。ただ夕方から。この時間はカフェ営業で、水出しコーヒー。ちょっとの間充電させていただきました。

芸術祭もラーメンもスタンプラリーが続いております。ラーメンスタンプラリーは14軒目。松之山温泉の柳屋。あっさりした新潟伝統系のラーメンで、初め薄いかなと思って味わったら、徐々に塩味が現れてきます。
ラーパス特典のチャーシュー2枚トッピングで、バラもロースも2枚づつ。これがまたシンプルで美味しいです。

松之山温泉から大厳寺キャンプ場に行く途中のトーテムポール?Y068掃天帯土(そうてんたいち)-天水越の塔-。地元の土を使った陶が使われているらしい。

大厳寺高原キャンプ場に到着。松之山温泉からも300m以上急斜面やあぜ道を登りやっと。ここには5つのアートがあります。 右はY065Sky Catcher09。

Y003悠久のいとなみ- The Eternal。

Y002分岐点だらけの庭。 土曜日で家族連れのキャンパーも多いです。

そして、Y006※(作品名が記号であり記載できないため「※」としています)は、白い扉とキャンパーのゴミかと思ったらアートだった。

Y005大地とともに-記憶の風景は、木と石。 松之山温泉からここまでで、バッテリーが20%も減った。では、次へ。

3つの作品のあるY082オーストラリア・ハウス。この建物で日豪交流が行われたとのこと。中には入れませんでしたが、中の回転扉のような間仕切り?はY083ディラン・ンラング-山の家。

外には、石の上に椅子が乗っているY107ガーディアン。 公開中になってるのに、、、QRスタンプも押せない。。。

松之山温泉まで戻って来まして、先月の後輪故障でお世話になった滝見屋さんでお蕎麦。つるっとしたのど越しの良いお蕎麦で、つゆもスキッとしていて美味しいです。

かぐら南蛮の天ぷらをお願いしたら、かき揚げもいただいてしまいました。ピリ辛なかぐら南蛮の天ぷらで蕎麦の味わいも締まります。 その間、充電もさせていただき、この後帰れそうです。

帰りも十二峠を通って湯沢まで戻ります。陽が山に隠れて、26℃から19℃まで急激に冷えます。 十二峠トンネル手前に、大地の芸術祭マップに無いオブジェがいつの間にか。TM002監視カメラ(偽物)。柱にカメラ、その先にTM001。夏から設置されてる芸術祭パロディってか勝手に応援作品でした。行きはスピード出ているので気がつきませんでした。

湯沢に戻ってきたら、健康ランド・錦鯉ランドに破産申請が貼り付けてあった。 池の錦鯉や表の合鴨は、こっちに近寄って来るが 食べるもの食べてるんだろうか?

標高735mの大厳寺高原往復で105Km。距離はさほどでないのですが、獲得標高2,456mはなかなか手ごわいです。

秋の行楽で賑わってるでしょうから、8時半頃家を出て温泉街。まだ満席が多くあわやの夕食難民。するとあさくさから人が出て来る。覗いてみると、カウンターが空きました。

甘鯛の昆布〆がしっとりして、鯛と昆布の旨味がしみてます。採れたても美味しいですが、ひと仕事したのって格別です。
唐揚げを注文したら、かぶと煮が出てきました(笑) 頬や脳天、腹など余すことなくいただきます。旨い。
そして、鶏の唐揚げ到着。熱々で肉汁ジュワー。ビールも進んでお腹いっぱい。

2022/10/02(日)

今日も大地の芸術祭で19日目。今日は新作ではないのに来れなかった作品に向かうため、大沢越えです。 今日も快晴。ドピーカンな秋の空。気温も27℃くらいまで上がりそうな感じです。

なかなか来れなかった作品が、T214もうひとつの特異点。柱だけにした一軒の古民家にロープが放射状に張られています。

作者によると、137億年前の質量、空間、時間が、発生した瞬間を表しているらしい。 中心はジョイントで組み上げられ、ロープ同士は触れることなく682本も張られています。凄い。

六箇のもうひとつの特異点から、尾根をまたいで八箇の旨一へ。ラーメンスタンプラリー15軒目で折り返しです。

初訪の前回は醤油ラーメンと餃子で、その餃子が美味しかったので、今回もぜひ。野菜多めの細かく刻んだ餡が自分好みなんです。 そして、辛口旨一ラーメン。醤油スープに、ニンニクの芽炒めが乗っていて、その旨味がスープに広がって相乗的に旨味が増します。旨い。

白羽毛の集落近くの大鉄塔。長く延びる送電線。囲いもないので下まで入り確認すると、東京電力柏崎刈羽原子力発電所から、首都圏西群馬まで100万ボルトで送電する新新潟幹線。

かかしとその下写真が南新潟幹線。 壮大な2本の超高圧送電線も、原発再稼動まで不憫なもんです。

清津狭の越後妻有清津倉庫美術館は、開会当初来たときは、常設プラスアルファだったので、もう一度。

N086大地のコレクション展2022では、各地に展示されているアーティストの作品が飾られていて、一部買えたりもするようです。 右上の格子は松代城の1階。左中は苗場酒造の2階とか。 常設のダイオキシン・マップも動いてます。

越後妻有清津倉庫美術館のN086大地のコレクション展2022続き。体育館では、大型作品の展示もされています。

こちらもほとんどが販売中とのこと。

越後妻有清津倉庫美術館の外のプールにに黄色いピアノ。N085プールの底に。鍵盤を叩くと音階の他にサンプリングの自然音などが出るっぽい。 すると、その音を繰り返したり、弾くのを止めても鳴ってたりする。

今日は87Kmと控え目ながら、大沢越えから六箇~八箇と山を越えたので、獲得標高は1,494mもありました。9/30が116Kmで獲得標高2,066m、10/1が105Kmで獲得標高2,456mで、3日合計308Km獲得標高6,016mでした。 27℃くらいかと思った最高気温も、十日町で30℃まで上昇。水筒の水もほぼ飲み干し。今日の帰りの十二峠は、結構脚にきてました。新しいタイヤも調子良いです。
帰り道、セブンで天一の新作カップ麺を発見。ノグチでニラも買って天一セット作ります。

今夜はさかえやに並びが無かった。やっとさかえやで焼肉。夏休みや行楽シーズンはなかなかの待ち。家近くなのに久し振りです。 まずは、名物牛ハラミと牛ホルモン。まずはタレを付けずにそのままで。

ホルモンは生ですし白味噌、ハラミは醤油タレで美味しいです。そして、白菜キムチ。発酵具合いいです。 やっぱりコシヒカリが食べたくなってしまいました。小ライスの定食セットで。ハラミon the ライス。満腹です。

SWING BARで軽く一杯。脚の乳酸と疲れが取れるかもってことで、トマトスープのクラマトを使ったブラッディ・メアリー。レモン多めで。タバスコのお酢も効くかも(笑)

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