ニッカ宮城峡でセミナーの後は石巻へ

2024/11/9(土)

仙台の朝です。まずは朝飯。ぐぐりながら駅周辺で。
杜の都も、木々が色づき始めていますが、まだまだ。
今朝の最低気温が4℃だったらしいので、山の方は紅葉が見頃かも。ちなみに湯沢の今朝は1℃だった様です。

では朝ご飯。駅横のVIVIにある半田屋。「生まれた時からどんぶりめし」のポスターで知られるい仙台の会社です。

おかずを取ってチンするめしやスタイルで、ハーフカレー、肉じゃが、コロッケとジャガイモだらけのチョイス。肉じゃがは、ちょっとしょっぱいですが、安いし速いしでありがたいです。
さて、山形方面へ向かいます。

仙山線を作並で降りて、シャトルバスで10分ほど。ニッカウィスキー宮城狭蒸留所に到着です。

ニッカ余市は何度か覚えていませんが、こちら宮城峡の訪問は3回目ですかね。
今日はセミナーに参加できるので、ちょっと違う体験が出来そうです。

ニッカ宮城狭のキーモルトテイスティングセミナー。ビデオ~見学へと回ります。今回は通常見学では入れないキルン塔にも入れました。

ただ、現在はピート付けされた麦芽を輸入しているので、稼働していないとのことです。10年前の見学の時も稼働は終わっていましたが、中には入れませんでした。

こちらは10年前の2014年10月にも観ましたが、醸造から蒸留過程の見学。この10年で、2つのポットスチル蒸留機が新しくなってました。

余市のポットスチルはストレートですが、宮城狭のはポコッと膨らんでいます。また宮城狭は先っぽが上がってるのに対し、余市は下がっています。それらの違いでも、香り華やかさが変わるそうです。

貯蔵庫へ。一般見学では入らない6号貯蔵庫。2017年から2014年かな年が表示されています。天使の分け前ならぬ、私に分け前いただきたい。

ニッカウィスキー宮城狭での、キーモルトテイスティングセミナー。宮城狭のキーモルト4種類と、グレン、そして宮城狭の5杯がテイスティング出来ます。さらにそれぞれの解説もあり、知識が深まります。
竹鶴氏が留学に出る際に見送りに来た人の紹介で、当然サントリー壽屋の鳥井氏、後の朝日麦酒社長の山本氏、そして、意外だったのがマルスの本坊酒造の岩井氏も。他にもたくさんの人が見送ったんでしょうが本坊もとは知らなかった。
それぞれのキーモルトを楽しんで、最後の数滴をブレンド。

セミナー終わって有料試飲へ。ニッカウィスキーは今年で90周年ですが、10年毎に出るザ・ニッカは、NINE DECADES。これが1本30万円。1945年の余市をはじめニッカのブレンドの最高峰。ただ、10mlで1万円。1万円です。
10年に一度の記念?せっかくだから一杯。これは深い。そして、最高のバランス。ぐっと息をひそめているようなストレート。口の中で加水すると花が咲きました。でもはしゃぐほどではない大人しさ。
町中で見つけても注文できないなあ。

仙台駅1時間。遠くは無理なのでと思ったら、近場にクラフトビアマーケット(CBM)があるじゃないですか。聞けば、現在最北端のCBMだそうです。並んだタップにはFUKUOKA CRAFT BREWINGのタップがずらり。今、Tap Take Overで11タップ占拠されてます。
仙台来て福岡もなんなので、宮城のビール。

1. 石巻HOP WORKS アミーゴ!シゲキくん。刺激なので辛いかと思ったら、違うぞ酸っぱい。コロナビールじゃないけど、大量のライムを使ったとの情報。これは唐揚げに合うぞ。

と言うことで、毛沢東唐揚げを2個。大量のスパイスがかかって、辛子揚げ玉のカリカリが美味しいです。シゲキくんがジャストミート。

2. 石巻HOP WORKS ミキツェン ほのかな桃?フルーティーなホワイトエール。辛さの後のひと時です。

さて、乗り換えの1時間勝負は終了。仙台駅へ急ぎます。

仙台から仙石線で石巻に到着。仙石線のハイブリッドディーゼル車は、石ノ森章太郎ワールドなラッピングのものがあり、今回はそれに当たりました。
震災翌年の2012年に初めて来て以来5回目くらいでしょうか。

石巻駅に着くと、毎度のことですが、サイボーグ009や仮面ライダーなどのキャラクターのお出迎えに出会えます。

駅から石ノ森漫画館や日和山に続く商店街は、津波前からこれらキャラクターが列んでいます。多くは津波で傷ついたそうですが、きれいに保たれています。
さて、まずは、宿へ。

石巻マンガロードを歩いて、飲みに出掛けます。変身中の仮面ライダー、そして、ポンコツロボットのロボコン。

マンホールの蓋にも、椅子にもなってます。愛されキャラのロボコンです。

まず向かったのが魚み亭。湯沢の現雪国牛鍋の所で永らくお店をされていたマスター。震災翌年に故郷のここ石巻に戻って営業されています。
お通しに小アジの南蛮漬けに、なめこ奴。相変わらず美味しい。

お刺身を盛ってもらい、カツヲ、アジ、カンパチ。明日なら釣りの後でいいのが有ったのにって言いながらも、港町石巻、美味しいものを出していただけます。
そして、メヒカリの一夜干し。ほろ苦さにふわっとした白身の旨味が乗ってます。酒が進みます。
幼なじみさんや、地元の方々が入れ替わり立ち替わりいらしてます。ご馳走様でした。

魚み亭を出てほど近く、石巻初のクラフトビール醸造所ISHINOMAKI HOP WORKS。5月の新潟万代のクラフトビールランドで知り、昨日も今日も飲みました。しかし、工場横のタップルームには来ないと。
カウンターにローカルさん並ぶ中、入らせていただきました。
今日は昼からたくさん出たそうで、メニューから2タップ入れ替わってます。いただいたのは巻風セッションIPA。フルーティーかつちょっと苦めで、爽やかな味わい。
他にも飲みたかったのですが、既にお腹いっぱい。時間はまだ早いのですが今夜はこの辺で。

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