2016GWはJR南北縦断でJR最南端~最北端<鹿児島~稚内編>

昨年のゴールデンウィークは静岡横断で自分探しの旅。今年は、北海道新幹線も開通したので、JR南北縦断の旅を企画。しかし、熊本地震発生で気をもむことに。

2016/4/28(木)

それでは、GW休暇に入らせていただきます。羽田空港から鹿児島空港に到着。これからバスで市内へ向かいます。

空港から1時間ほどで、鹿児島中央駅に到着。まずは、ホテルチェックインへ。でももう10時過ぎですか。明日からゴールデンウィーク、連休前で人も多いです。

とりあえず天文館に。大井町の飲み仲間おすすめのお店あじもりがLO終わっていたのでブラブラ。地鶏にするか。検索して入ったのが鳥将軍。カウンターもあって良かったです。

カウンターの隣の常連さん、そして、オーナーさんが登場。鹿児島のおすすめ情報をいろいろお伺いできました。鹿児島は黒豚、黒毛和牛、地鶏、鰹とか旨いもん満載ですが、焼き鳥がふわふわジューシーな仕上がり。そして、常連さんおすすめの地鶏の炙り。宮崎の歯応えがすごいのと違って、ふわっとジューシーで、宮崎同様炭の香りがガツンと来て旨いです。始まりが遅かったので、もう零時。

2軒目は、飲み仲間さんおすすめの焼酎BAR。BAR S.A.Oです。マスターが厳選した信用できる蔵の銘酒が並びます。3つの甕は予め水を入れた前割をしているもので、水もそれぞれの蔵の仕込み水。今夜は小牧となかむらをロックで。カウンターお隣さんとマスターとで話が弾みますが、明日朝が怖いのでこの辺で。でも、もう2時。

2016/4/29(祝・金)

快晴の鹿児島。今日は鹿児島中央駅から、観光列車の指宿のたまて箱1号に乗って、JRの南の端を目指します。

指宿の浦島太郎伝説にちなんだ車両作りで、ドアが開くと水蒸気が出て、玉手箱を彷彿とさせる仕掛けが有ります。

車内もJR九州らしく手が込んでいて、各車両でコンセプトが変えられています。指宿のたまて箱号の社内販売で、カツオスライスってのがあり、醤油味の生節で、これがビールを進めます。ビールは、薩摩ゴールド。芋・麦・ホップのビールです。

鹿児島中央から50分。指宿で乗り換え。指宿は映画『月光の夏』のビデオ発売プロモーションで来て以来。94年ですから22年振りです。

乗換え40分弱しか時間が有りませんので、駅周辺を散歩して終了。

指宿からは各駅停車で30分。JR最南端の駅、西大山で途中下車。開聞岳の麓の駅です。ちなみに鉄道駅の最南端は那覇ゆいレールの赤嶺駅に持っていかれました。

駅には全国でも珍しい「幸せの黄色いポスト」があります。車で最南端駅を見に来る人が多いですね。JR利用が少ない。駅前の久太郎商店で電動アシストのレンタサイクルを借りて、1時間40分しか有りませんが、走ってきます。

西大山駅から5㎞ほど走って、長崎鼻の灯台へ。開聞岳が海の向こうにそびえ、小さな灯台が立っています。開聞岳、いい形です。

長崎鼻灯台の手前には、竜宮伝説ゆかりの竜宮神社が有ります。浦島太郎・亀の像など伝説にちなんだ石像です。竜宮伝説は全国各地に有りますね。

西大山から54分で、JRの南の最果て指宿枕崎線終点の枕崎駅に到着。1時間半しか時間が有りませんので、観光協会で電動のレンタサイクルを借りて急いで回らないと。でもまずは、腹に何か入れたい。

枕崎はカツヲと鰹節、さつま白波の街。昨夜すすめられたぶえん鰹という、船上で血抜きしてから冷凍した鰹がおすすめだそう。その中でもおすすめという駅前の浪花屋、一福は既に準備中。だいとくがまだ開いていたので、こちらでぶえん鰹刺身と、血合いの部分を皮と言ますが皮の天ぷらをいただきます。臭みも無くこれは旨い。

自転車で5分くらい走り、白波の薩摩酒造明治蔵へ。

蒸留所見学をしてると、思った以上に時間を消費してしまい、急いで蔵限定の焼酎を買い駅へ。なんとか間に合いました。

さて、枕崎駅から鹿児島中央へ戻ります。今回のGW企画は右下の切符。「枕崎~稚内のJR最南端から最北端、営業キロ3,111.1km北海道新幹線開通記念の旅」(途中函館往復キロ除く)。九州新幹線が動いてくれないと成立しません。由布院では震度5。まだまだ安心できません。
枕崎~稚内の道中は、ブログ2016GWはJR最南端の枕崎・西大山~最北端の稚内 <JR移動編>へどうぞ。

乗車中に桜島が噴火しました。皆さん慣れっ子のようで気にも留めてません。今年41回目とのこと。
気象庁発表 日時:2016年04月29日17時17分 現象:爆発 有色噴煙:火口上3500m(海抜14200FT)弾道を描いて飛散する大きな噴石:6合目(昭和火口より300から500m) 噴煙量:多量 火口:昭和火口 今年41回。

今夜の天文館は、まず、紹介いただいた2軒に振られるところからのスタート。連休だから仕方ない。初志貫徹でっ黒豚しゃぶしゃぶが食べたい。文化通りの吾愛人(わかな)が、一人黒豚しゃぶしゃぶとハーフサイズメニューがあったのでこちらに。

しゃぶしゃぶしながら、カツヲたたきをハーフで。いいですね。

そして2軒目は、同級生紹介のどさんこおにぎり。店頭はおにぎり、中はおでんと居酒屋と言うかなり渋いカウンターのお店。村尾、オリジナル白波と大根、ちくわで1,500円。

どさんこなのに、ママは京都、それ私のも実家近所出身という意外な展開。鹿児島で40年やってるそうです。

今夜もここへ。昨夜のS.A.O。うまい焼酎が揃っているだけでなく、入れ方も研究されてます。今夜は熊本の方が隣になり、現状の話も聞けました。高良はちまんろかせずと、さつま寿の桜。ロックで。

鹿児島ナイトの〆はやっぱりラーメン。濃い系の選択もありましたが、前回もそうしたので、逆張りで、老舗のり一。白湯とも言える豚スープの塩。飲んだ後にイイとはこのことですね。

2016/4/30(土)

4月30日6時。鹿児島中央駅前の若き薩摩の群像前。森有礼らの若き留学生たち。よし、函館までの長丁場、移動開始です。それでは、6時33分鹿児島中央からのみずほ600号で、新大阪まで移動です。
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九州新幹線は、新八代~鹿児島中央が開業した頃の2004年以来。熊本地震で熊本駅近辺で車両が脱線。その復旧に時間がかかっていました。4月26日から一部運転再開、28日には全線復旧。29日には山陽新幹線直通運転開始。そして、今日30日からは座席指定も可能。1か月前に予約した指定席がそのまま使えました。ただ、全線復旧した九州新幹線ですが、熊本地区での速度ダウンのため本来より25分早く出発です。

みずほ600号は、鹿児島中央~熊本~博多と飛ばして走りますが、普段より25分時間をかけて震災地域を走行するようです。新八代から速度を落として走行。宇土に入り、屋根のブルーシートが目立ってきました。鹿児島中央の次の停車は熊本。建物の倒壊は座席からは確認できましたが、

新大阪でひかり518号に乗換え。その間30分。そこにオッサン出迎え。てか、拉致?
駅ナカの改装で進出してきた串カツ松葉にてゴチになりました。懐かしのソース、二度漬け禁止。
ばたばたと15分とかでいただいて乗車。なぜひかりかというと、グリーンポイントがのぞみに足らなかったもので。

N700系のグリーン車も久し振りです。米原、岐阜羽島各駅でのぞみで追い越されながらも、名古屋着、さらに豊橋でもぬかされて、新横浜、品川。東京まであと少し。

東京駅で東北新幹線はやぶさ23号に乗り替え。その間、10分でしたが迷い無くスムーズに完了。新函館北斗まで4時間12分です。

東京~上野~仙台~盛岡~新青森と停車して、青函トンネル通過で北海道に上陸。

6時33分に鹿児島中央を出発して、九州~山陽~東海道~東北、そして北海道新幹線の新函館北斗に18時30分到着です。実に12時間2,236営業キロ。

ここで、函館までの連絡快速函館ライナーに乗換えて15分で、今日の最終駅函館駅です。ちなみに、切符は新函館北斗~函館間を別途購入してます。

そして、15分で函館駅。前回が2013年の7月だったので2年10ヶ月振り。
今夜は、函館の実家に戻った会社同期と函館で合流。只今、単身赴任中?で、お母上のイキツケの寿司処谷ふじでご接待いただきました。

先付け、お造り、焼き魚(鮭)

お鍋はずわい蟹のしゃぶしゃぶ。北海道の旨いものオンパレード。

握りもネタが最上級。さすが函館。新鮮。

寿司屋からの函館2軒目はコンコルド21。ここは3年前に来た店でモヒートが旨い。また、Glenlivetのアンバサダー。私はキューバンモヒートと、Glenlivet 15年57%。シェリー樽の風味が口に広がります。

同期とは、忌憚なく昔話から今の問題まで話せますね。今夜はここまで。明日も鉄路が待ってます。

2016/5/1(日)

函館の朝。昨夜のお寿司屋さんのボリュームがハンパなく、まだ飯にいたりません。が、1時間ほど有るので朝市に。3回目にもなると新鮮味もありませんが、朝市だけあって早起きですね。前回、前々回も来ているので、列車の時刻まで散歩。

7時28分、北斗3号にて函館を発ちます。函館駅もかなりきれいになりました。

私にとって、電源は欠かせないのでグリーンを張り込みましたら、昨日のみずほとのぞみを掛け合わせた様な座席。まずは、札幌に向かいます。

函館から4時間。札幌に到着しました。乗換1時間なのですが、函館~稚内直通は白石経由の札幌乗換特例なので改札外に出られず。外でスープカレーでも食べたかったのですが、残念。

札幌からは、枕崎から稚内までの最後の列車、特急サロベツに乗車です。窓側足元にACが付いてまして、4時間の乗車に耐えられそうです。間もなく12時30分発車。

宗谷本線北上中。幌延町は、北緯45度の町だそうです。札幌から5時間30分。まだと言うか、あと1時間かかります。そして、炭坑と温泉の豊富町。昔、ここまで来て入った温泉が凄いこと。真っ黒の原油に浸かるようなお湯で、石炭とか石油のニオイが鼻を刺激します。約13年経った今も忘れられません。

札幌から6時間、枕崎から3,126.1km(営業キロ3,111.1)で、最北端の稚内に着きました。枕崎には無い、端と端の看板。わざわざ設置してもらったわけでは無いですが、ありがたいです。ふー、やっと。
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最北端表示だらけの稚内駅も2度目。当時は古い小さい駅舎でした。

これが無効印を押してもらった、枕崎~稚内普通運賃乗車券29,480円。記念にもらいました。

13年振りの稚内。気温は一桁。かなり寒いので、ジャンバーを着込んで夜の部スタートです。ゴールデンウィークということで、やっていないお店も多数。

駅近所の居酒屋さんいつみへ。名物たこシャブ。薄切りのタコ足をしゃぶしゃぶ。

なめたカレイを焼いてもらいまして、旭川の男山特別純米生貯蔵で稚内限定の最北航路。最果ての地には、東西南北おいしい店があります。

稚内2軒目は、並びのBAR。馬里昔(まりむら)です。40年になる歴史があり、セレクトされたボトルが並びます。

変わり種は利尻サワー。組合で申し合わせた焼酎、ボルツ、利尻昆布スティックをマドラーに。昆布の出汁は出ません。あとラフロイグTEN、ギムレットで。

ちょいと散歩して、やはり物足りなくなり、ここで小腹を。ラーメン広宣でオススメを聞くと醤油と言われ、醤油ラーメン麺2/3。スープは新福菜館のような真っ黒でちょっとしょっぱい。麩となるとが稚内の特徴?

ホテルの帰り道。何か動くものがいると見たら、鹿。沖縄の離島では山羊がうろついていますが、北海道は鹿ですね。今日の特急も、警笛をバンバン鳴らして徐行。鹿と衝突すると大変ですから。

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