東京での金環日食を観測 曇り空の下でも像はくっきり
2012年5月21(月)東京を含む日本列島の広い範囲で、金環日食となりました。自宅の品川大井町は、食の中心付近で、近所の品川区役所付近で朝の7時34分頃が食の最大。7時32分頃から37分頃まで、金環状態が約5分間続きました。食分は96.96%。
朝からあいにくの曇り空でしたが、太陽の光は強く、薄雲を通しての観測がかない、2009年の小笠原での皆既日食観測に続き、今世紀2度の日食観測が叶い、大満足です。
今回の機材は、皆既日食の時と同じ、SANYO XACTI HD1010 ズーム10倍 フィルターはKENKO ND400+ND8で3200相当です。また、風景撮影用には、Panasonic LUMIX DMC-FT1でサブに。
では、時間軸で追って
youtubeでの動画ダイジェスト http://youtu.be/lgWqrqXya_s
午前6時過ぎ起床。18分から欠けはじめという事で、とりあえずテレビをつけてみる。お台場もあいにくの曇り空。近所のここも推して知るべし。でも、あらかじめ予定していた自宅マンションの外階段の踊り場へ。
東の空はどんより。雨でも来そうなくらい。
その後、6時40分過ぎ、多少、雲が薄くなってきたようなので外へ。雲の向こうに太陽が。肉眼でも判るくらいに欠けてきました。
7時を過ぎて10分、太陽も上がってきて欠け具合も大きくなってきました。雲が流れて、完全に太陽が隠れることも。
そして、金環まで10分の7時20分過ぎ。雲の状況は変わらず。でも、太陽はそれなりに見えています。
ここまで来ると、さらに辺りは暗くなり、少々肌寒い感じです。
そして、7時27分。あと5分を切りました。かなり食が進み、金環状態に近づいています。
7時31分、金環寸前です。今回、ダイヤモンドリングは出なかったのかな。ちょっと残念。
学校からカウントダウンと歓声が聞こえてきます。7時32分完全に太陽は月に覆い隠されました。金環状態です。
ここから金環状態が約5分続きます。小笠原の観測の時3分半でしたから、余裕を持って観測できます。また、船上のように揺れないので、安定して動画も撮影できるので楽ちん。
そして、金環5分。あっと言うまですが、時々、雲も薄くなり、その美しい姿が拝めます。そして、次第に太陽は戻り始め、1時間半後には金環日食も終了です。
雲が無ければ、、、とは思いますが、更に天候が崩れていたりしていたら。観測が出来ただけでもラッキーなのです。
次回、日本で見られる金環食は2030年6月1日、皆既食は2035年9月2日。2030年は北海道のほとんどで、2035年は北陸から関東平野の北地域で。
次も観られるといいのですが。期待期待。