今日は温泉三昧コース。津南-松之山-野沢-戸狩-赤倉
朝起きると、今日もいい天気です。朝食は宿で、山菜・田舎総菜がバイキングです。結構お腹いっぱい。
風呂に浸かって、宿を後にし、向かうのは松之山温泉。こちらは日本三大薬湯の一つとされ、有馬、草津と並ぶということらしいです。津南からは20分くらいでしょうか。
まずは源泉の共同浴場鷹の湯。褐色がかった透明なお湯で、かなり塩辛いです。先週、右手の人差し指と中指を包丁で切ったのですが、湯治のおかげか、見る見る傷口が塞がっていくような気がします。
そして、一路、赤倉温泉へ。でも、直行はしません。で、途中、温泉でも回ろうということで、野沢温泉を目指すことに。津南を通って行くのですが、来た道と逆に向かったところ、冬季閉鎖に。でも、その途中で、絶景の棚田が拝めました。まだ、雪が残っています。
松之山から津南までの間に、美人林という聞きなれない場所があります。ということで寄ってみることに。
御覧のとおりの林です。積雪が残る林に、春の空。なんとも言えない癒し感というか、精霊が出てきそうというか、神秘すら感じます。
さて、ようやく野沢へ。信濃川沿いを長野へ。新潟と長野の県境の宮野原橋を越えると、鯉のぼりが。もうすぐ端午の節句ですよね。壮観な鯉のぼりでした。なお、県境で信濃川は、千曲川に名前を変えます。
そして、やっと野沢温泉スキー場着。本日もゴンドラは動いています。もちろん、ボーダーやスキーヤーも。私は、目もくれず、温泉へ。1軒目は松葉の湯。乳緑色のこれまた熱っいお湯で、45度は有るんじゃないでしょうか。冷泉で埋めてもいないので、こんな温度になっているのでしょうか。我慢風呂は1分入れないので、数回に分けて入浴。強力な湯成分が体に沁みます。
2湯目は秋葉の湯。こちらは透明緑色です。こちらは埋められていて温度は低め。でも、結構熱かったです。野沢温泉は2006年の2月に来て以来ですから、4年振りでした。
なんか、疲れてきました。が、先に進めないと。西に向かう途中に、懐かしの戸狩温泉スキー場に寄ってみることに。この戸狩は、1980年12月に、私が初めてスキーをした場所で、中学3年間の任意参加のスキー教室はここで行われていました。ゲレンデには、その当時、レンタルスキーを借りていたランプ食堂がまだありました。まだ、流れ止めを巻いていた時代です。その後、戸狩は大学時代に一度、行ったことがあると思います。
まあ、中房の時代ですから、酒を飲むわけでもなく、健全に遊んでいました。今日思い出したのですが、中一の初めてのスキー。夜、40度近い高熱になり、先生に飯山の日赤まで担ぎ込まれたことがありました。約30年前の当時は、夜間の医者も無く、そこまで行く羽目に。往復のタクシー代はどんなことになったんでしょう。覚えていませんが、付き添いの先生に感謝です。
となれば、泊っていた旅館は?でも、既に有りませんでした。たぶん。30年ですもん。で、戸狩温泉暁の湯っていうのができていたので、もうひと風呂浴びることに。
こちらは、露天風呂があり、正面に野沢とか山々が広がる絶景。天気も良く、今日は当たりでした。お湯は、褐色の透明な湯。さらにくたびれたような。
私も来シーズン、スキー30年。大学時代以来ですから20年数年ぶりに記念スキーに来てみようか。
そういった戸狩を後にし、次に駒を進めます。赤倉までの行程に野尻湖があります。ここも15年近く振りですが、寄ってみることに。
そろそろ、夕方になろうかという頃、黒姫山、妙高山を借景に、湖面が輝きます。
野尻湖といえばナウマンゾウ。1948年に歯の化石が発掘されたことから始まった、野尻湖発掘の歴史ですが、その後、石器が発見され、人類が住んでいたことが裏付けられたのですが、人間の化石、骨は今でも見つかっていないようです。中学時代、地学部だったものでなんか教えられました。なお、今年も3月に発掘大会があったようで、3年に1度大会が行われているようです。
現在、湖畔に野尻湖ナウマンゾウ博物館があります。今日は時間も無いので入館できませんでしたが、興味ある方はぜひどうぞ。
ようやく、赤倉温泉着。野尻湖は長野県ですが、県境を越えて、今夜は新潟に戻りました。
宿泊はホテル無門。夕食は名物のビーフシチューをメインに、サーモンのムニエル、刺身、茶碗蒸しなど和洋折衷。ふくよかな味わいのデミグラスソースに、ほどよく柔らかいビーフ。なかなか旨いです。
天然温泉の大浴場と部屋でまったりした後、散歩。でも時すでに遅し、それとももともと?明りが少ない。温泉街のお店はほとんど終了。まだ22時なんですが。シーズンオフはそんなもんですよね。代わりに、北斗七星輝く満点の夜空が、一段と美しく眺められました。
なにやら見慣れぬキャラが。赤倉のキャラREDHOTだそうで。赤倉が熱いらしい。ゆるキャラよりはチョイ悪キャラでしょうか。妙高名産のかんずりなどを使った激辛メニューも、各店でREDHOT展開をしているようです。本日はこれにて。
あ、新潟上越周遊というより、長野が多かった。