大人の休日倶楽部パスを使って、山形、石巻、仙台へ
2018/6/27(水)
4日間乗り放題の大人の休日倶楽部パスを使って、山形へ行ってきます。実は山形市内は泊まったこと無いんですよね。東京駅から山形新幹線つばさで
山形駅に到着。蔵王にスキーで来たとき以来なので、30年振りくらいでしょうか。あいにくの小雨。まずは、バスで宿に向かいます。
山形牛、米沢牛っていたる所に書かれているので、ステーキモードになり、お肉屋の2階が食事処の佐五郎にて、ヒレ120gのランチ。
あっさりとしたお肉で、物凄く柔らかいです。鉄板が熱々なので、肉は付け合わせの上に避難させました。
初めての街は、高いところってことで、山形駅と霞城(かじょう)の間にある霞城セントラルへ。最上階の24階はレストランと無料の展望台が有ります。蔵王山や、晴れてれば月山も見えるそうです。
夜の山形。歓楽街の七日町まで歩いて、焼き鳥の小柳へ。
山形は鳥もつも名物ですが、焼き鳥も良さそう。でも、時間が遅くまさかのとり(正肉)が売り切れ。豚バラに代えましていただきました。まず、身がデカい。4本で満足。
山形七日町をくるっと。ディープな花小路(はなこみち)に入り込むも、あまり得意でないスナックな街だったので離脱。
先程、屋台村のほっとなる横丁を通った時、盛り上がっていたので、ちょいと一杯。
炭火のお店でカレイと日本酒六根浄。庄内コンセプトのお店なので、海の幸が美味しいです。六根浄は酒蔵に作ってもらっていて、数店のお店限定らしく酒店には売ってないそうです。
最後にちらっとのつもりで寄ったのがここ。Bar12 YAMAGATA。県外からならおすすめと、旬のさくらんぼマティーニ。ジンぽさがマイルドになる一杯。さくらんぼ5個も6個も使った贅沢品です。
2018/6/28(木)
朝ごはん代わりにさくらんぼ。昨夜、BAR12のお客さんからいただいたものです。
山形と言えば蔵王。ライブカメラでは、昨日から悪天候で濃霧。あきらめながらも来てみたらガスが抜けました。
スキーで来たのが20年以上前。でも、カルデラ湖お釜は見たことがありませんでした。
お釜から宮城県に入ってるのですが、さらに進んで、三階滝(落差181m)へ。水量は少なめですが、なかなかの落差です。
蔵王のお釜の方に戻ると不動様がいらっしゃいます。そここから不動滝(落差54m)が展望できます。こちらは水量がハンパ無いです。火山特有の雄大な地形です。
せっかくの蔵王。蔵王や山形と言えば温泉とジンギスカンと冷たい肉そば。羊を半円状のジンギスカン鍋で焼いたのは、蔵王だそうで、いくつもお店があります。入ったのはとみたや。
生ラム旨し。そして、山形名物冷たい肉そば。鶏スープに鶏肉。お蕎麦もコシしっかりで良かったです。
温泉は大露天風呂。源泉かけ流しの名湯。硫黄臭がかなりきついです。
そして、車で走ること1時間。「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」という松尾芭蕉の「奥の細道」で有名な山寺、宝殊山立石寺に来ました。
もう5時前なので参拝などは終わってますが、根本中堂や日枝神社は回れました。開山堂など山を登ると山寺の雰囲気があらわれそうです。
山形の夜、腹は減ってません。ホテルの近所にクラフトビールを置く店を見つけたのですが、今夜はW杯日本戦。
まずはレーベンブロイ。そして、地元山形さくらんぼのNE IPA。苦味が自家製炙りビーフジャーキーにぴったり。そろそろ人も多くなったので、COEDOのセッションIPAで〆させていただきました。さて、次へ。
山形夜の2軒目は、七日町花小路にあるMino’s。天井下に線路が何複線も走っています。線路幅はHOゲージ。Nゲージの倍近い幅の線路で、迫力有ります。
今夜は小田急VSEが走りました。先ずはCCソーダ~タンカレーソーダ、ビヒータソーダと3杯。鉄道、旅などなど、マスターも色々凄い人です。
山形市七日町に凄い店「ぶるーめん」。マスターが昔仕入れたシングルモルトを、今の相場では売ってないお店。GLENLIVET12年ですが30年もの。閉鎖されたROSEBANK19年ですが、93年詰の珍品。
Glendronaは、今は作られていないシェリー樽が渋かった頃の樽。こんなコレクションがあるのに、値段は万行きません。恐るべしコレクター魂。
山形でまさかの大3時。昨夜来たBAR12に寄ってみたら、まさかのウィスキー談議。いろんなボトルが出てきますが、山崎1996の樽オーナー限定の山崎カスク最強。
2018/6/29(金)
今日は一転、今34度のマジ暑い山形です。昼過ぎに離れるまで、ちょっと時間もありますので、自転車借りて散策。
旧県庁・県議会の文翔館は、ロケやコンサートなどにも使われる、近代建築。郷土資料館になっています。
先程の文翔館、次に郷土資料館と近代建築が近くにあり、また、庭園の洗心庵も近くなので自転車で猛暑の下サイクリング。盆地暑すぎ。京都を思い出します。
山形は暑い。で、最後を〆るのは冷やしラーメン。冷やし中華ではなく、鶏や和出汁スープを冷やして脂を取り、ゴマ油やサラダ油で整えた冷たいラーメンです。チャーシュー麺はピンク色が鉢一杯広がります。
今や山形名物ですが、発祥の栄屋本店。11時半過ぎに入店し、10分経たない内に待ち発生の人気です。確かに旨い。
山形から福島で乗り換えて、仙台で在来線に乗り換え。暑いのと乗り放題なので、新幹線で山形~仙台に移動。山形駅で、なぜかキリンラーメンシリーズがずらり。
そして石巻に到着。仙石線の快速、ハイブリット車で、充電池と発電機とでモーターを動かすタイプ。2014年10月に来た前回はまだ全線開通していなかった経路です。
石ノ森章太郎ワールドが広がります。駅レンタカーで自転車借りようと入ったら、日をまたいでの貸出は出来ないと。残念。
夕方になって、暑さも収まってきました。石ノ森萬画館は18時閉館のため、今回は物販のみにして、街中を散歩。
前回来たのが2014年10月なので、3年8ヶ月ぶり?復興商店街も無くなり、常設店や市場が出来ていたりします。
故郷石巻に湯沢から移転した魚み亭。
移転オープンしてもう6年とかなるんでしょうか。食材の目利きも、捌きもやっぱり美味しいんです。おすすめのお刺身は新鮮。カリカリのアワビ、サーモンと中トロはとろりとして、白身のヒラメはシャキッとしています。
アワビの残り半分はステーキに。肝がまたうまい。そしてこの時期だと岩ガキって思ったら、真牡蠣だそうです。本当においしい。
お酒は伯楽星の特別純米と日高見のうすにごりで、お腹一杯。次に行けない。パンパンな石巻ナイトです。
2018/6/30(土)
朝10時前。石巻発。
石巻を後に、仙台へ向かいます。
約1時間で仙台に到着。仙台の天下一品には土鍋チーズラーメンと言う、全国の天一の中でも類い希なるメニューが有ります。仙台の天下一品にはこむらさき〇〇店と「こむらさき」が付きます。まずはそこの蘊蓄。昔、オーナーが全国のラーメン巡りをしていた際に、天下一品に感動したものの、FCは断られ、熊本のこむらさきで修行して仙台で開業。その後、天下一品より開店の許可が下りて店名にこむらさきが入ったとか書いてありました。こむらさきグループ
ぐつぐつ煮えたコッテリ。チャーシューの上にとろり溶けたクリームチーズ。麺に絡めていただくと、これがコッテリによく合うこと。チーズも味濃いめなので、スープに負けてはいません。仙台駅からも徒歩圏内。わざわざ来た価値がありました。
仙台駅から仙山線で山形方面へ。着いたのは面白山(おもしろやま)高原駅。本当は手前の作並で降りるつもりだったのに、寝過ごして山形県に入ってしまい、戻り便待ち。紅葉川渓谷の音を聞きながら、また寝てしまいそうです。
ちゃんと作並で降りて、ニッカ仙台工場宮城狭へ。土日祝は駅前からシャトルバスが電車の時間に合わせて動いています。
ニッカ宮城峡。こちらも石巻同様3年8ヶ月振り。余市に比べカフェ式蒸留器もあり、広々とした敷地に、ビル棟が並んでいます。
自然を重きにする竹鶴の哲学が工場設計にも受け継がれています。
見学コースは前回したので、有料試飲室へ向かいます。
ニッカ宮城狭の有料試飲室。残念ながらシングルカスクは有りませんでした。先ずは宮城狭2000’s。そして、宮城狭のSherry&Sweet、Fruity&Rich、Malty&Softの3種飲み比べ。更に小さいグラスが付いて、自分でブレンドする事が出来ます。これは面白い。
仙台駅に着いて、新幹線まで1時間弱あるので、並びも無いので伊達の牛たん。歯応えも有りますが、熟成具合がいいです。ハーフのタンシチューも付けまして。では、東京に戻ります。