2015シルバーウィークは5連休。4年ぶりの南大東島

今年のシルバーウィークはなんと5連休。コバルトブルーの海を求めて、南大東島へ向かうことに。

 2015/9/18(金)

金曜日、夕方から半期末の社内表彰イベントを終えて、急いで羽田へ。でも、使用機材の変更とやらで、搭乗手続き中止中。検査場も通れず、ラウンジに入るのにも中途半端な時間。まあ、仕方なしにロビーで待ちます。

那覇到着。まずはホテルに荷物を置いて夜の街へ。いつもならSUMMER SNOWに向かうところですが、今はもう亡き。跡地にはダイニングバーが入っていましたが、目の前で消灯でした。

牧志の交番から桜坂へ向かうところの小桜。泡盛もたくさんあって、お料理もおいしい店ですが、すでに23時過ぎ。残念ながらラストオーダー終了。その前には屋台村が出来ていましたが、ちょっと違うなってことで、餃子のお店新茶屋へ。ひと席空いていました。

サマスノのヒデさんに連れてきてもらったお店で、カラオケ&餃子。メニューは餃子のみ。あと、お通しがあるいくらい。ここの餃子が強力で、ニンニクがひと包みに1かけ入っているという強烈さ。旨い。でもその割にはあんまり臭わないような気がします。


新茶屋を出て、もう一軒。真新しいバーが有りましたので入ってみます。ホテルコンドミノの1階にオープンした桜坂VICOLO。軽いつまみとCAFE BAR的な感じで、女性にも受けがよさそうです。

今夜はこのへんで。

 2015/9/19(土)

朝。9:35の便なので、ちょっと早めに空港へ。那覇のさくらラウンジを利用してみます。サンドウィッチくらい有るかなと思っていたのですが、食べ物はおかき位でした。残念。ビールや泡盛も飲み放題なのですが、これからダイビングなので無理。売店でジューシーのおにぎりを購入。

那覇から南大東へは約1時間。飛行中の眼下にはコバルトブルーの海が広がります。

空港には宿の車がお出迎え。宿にチェックインして、島唯一のダイビングショップ、ボロジノアイランドに行ってみますが、オーナーは海に出ていて奥様ではわからず。器材の準備をしながらしばらく待ってみますが、全然動きが有りません。

なんか悪い予感が。ここの予約方法がFAXで、予約を受けた返信も無いお店なので、忘れられているのかも。南大東のFacebookお友達とのやり取りで、8月は興南に通う息子さんが甲子園に出るため、お客を取らないと聞いてたのですが、9月はわからないという事で、とりあえずFAXしてそのままでした。

近所の月見橋の公園とか散歩して待ちます。すると車が戻ってきました。聞いてみると、今、客を取ってなく、FAX見落としてたとのこと。まあ、大東島。予想された事態です。でも、3度目でもあるので、最終日だけでも出来るようにしようと言ってくれました。南大東もダイビング客は少なく、最近は釣りで生計を立てているとのこと。

今日明日は観光になったので、原付のレンタルバイクを借りて、島を周ってみます。西は沖縄本島那覇。約390㎞離れています。

夕日も落ちてきたので、日の丸山展望台へ。村が一望にできるスポット。一面にサトウキビ畑が広がります。刈り取った後は、火山性の島特有の赤土が見えています。

那覇の東約400㎞ですから、九州と同じくらいの時間でしょうか、日没。18:15くらいでした。

日没を見届けて、宿へと戻る途中に線路の跡。南大東、北大東も、昔、貨物輸送のための汽車が走っていたそうです。南大東はサトウキビを乗せるのでシュガートレイン。北大東は、サトウキビの他、爆弾のためのリン鉱石が採れ、加工工場も有ったそうです。

夜は、まずはボロジノアイランドの小濱さんの所へ。昨日獲れたキハダマグロのお刺身をいただきながら、計画を練ります。小濱さん一人だと、ドリフトができないので、アンカーを打つことに。島で働く息子さんが休めるなら、船長してもらえるとのこと。明日は無理かなってことになりました。

島では、お刺身にわさびでなく、島唐辛子を醤油に砕いていただくことも多いです。島唐辛子は、そこらじゅうになっているので、それを取ってくるだけ。これがまた辛いです。伊豆諸島や小笠原でも同じです。

その後は、居酒屋のNOMOとスナックのようなBAR 美波海(みなみ)。明日はダイビングも無いという事で、酒が進んでしまいました。

どちらもお安い。ボリュームも多く、食べ過ぎてしまいます。

 2015/9/20(日)

今日も潜れないので観光。でも、昨夜飲み過ぎましたかね。二日酔いが結構辛い。11時頃からのそのそ起きだして、宿の向かいの大東そば伊佐商店でランチ。胃の調子も悪いのに、大東そばと大東寿司のセット1,000円。小さめのそばと、握りが3つとトロピカルフルーツ。

大東そばは、かつおだしの効いたお出汁。特にここの麺は、大東の海水を使った麺で、コシの強い縮れ平打ち麺が特徴。那覇のパラダイス通りにある大東そばは、こちらの息子さんらしく、麺は南大東からの直送だそうです。大東寿司は、鰆などの白身魚のヅケを握ったもので、和からしがワサビの代わりに使われています。

では、島内観光に原付で出ます。まず向かったのがグレイスラム。旧空港のターミナルをラム工場にしていて、COLCOLのブランドで売られています。旧空港の滑走路は住宅地になってまして、滑走路の向こうに家が見えるという独特の風景になっています。

そのまま東へ。バリバリ岩に到着。フィリピン海プレートに乗っかって、年に7cm移動しているという南北大東島。その証拠となる岩の亀裂が見られるパワースポットです。

岩の間を抜けて、突き当りまで段を降りていきます。村の木ビロウがそびえ立ち、なんか神秘的な空間となっています。

そして、海軍棒。西港近くの塩屋と同じく、波がバシャバシャ被るプールが有ります。日本海軍が測量のために建てた棒が名前の由来らしい。

延々バイクで走って北港と南大東漁港へ。北港からは、おおよそ8㎞先に北大東島が見えます。南大東は、北10㎞ほど離れた北大東島とのツインの島で、海底4000mくらいから富士山のような山が二つそびえたち、海面から50mほど外輪山がせり出した、火口のような地形になっています。
海岸は、岩山の崖になっているため、港を作りづらく、那覇泊港からの定期船などは、防波堤の無い港に接岸しないように引っ張りながら荷役を行います。

2007年のゴールデンウィークに初めて来たときには、岩を削って作られた南大東漁港が既に操業に入っていて、それまでクレーンで陸から海に下されていたダイビングの船も、停泊する港が出来ていました。かなり大規模な港湾工事です。漁港のためにこんな大公共事業ができるわけでなく、太平洋で操業する漁船の避難港としての位置づけだそうです。

村では、22日午後からは豊年祭。村で一番盛り上がる行事だそうで、その神社が大東神社です。島の真ん中辺に建てられています。
夜は、今夜も小浜さん所で一杯。翌日のダイビングの段取りを決めて、小浜さんと横の喜作へ。ちょいとお刺身をつまみながら談笑。その後は、今夜もBAR南波海で軽く一杯。安く上がります。

 2015/9/21(月祝)

今日は待ちに待ったスキューバダイビング。朝8時半集合で、漁港へ向かいます。港から出たところは少々波がありますが、西港方面へ行くと穏やかに。1本目は地形ポイントのゴンゴン穴にエントリー。

本当に青いブルー。与那国もそうですが、大東も深い青が特徴の海です。

一つ目の洞窟。ここは奥行きは浅め。ハナミノカサゴがどっしり。

岩の間を抜けて、さらに穴に降りていきます。穴の中から外を見るとコバルトブルー。

さらに穴。地形って楽しいのです。

1時間弱休みまして、2本目は塩屋のハナ。こちらはお魚ポイントです。エントリーして、間もなくタコ採り。お祭りなので、タコもいくつか必要らしいです。下の中・右の写真にはアゴハタ。皮膚から粘液毒を出す魚です。

後ろ後ろ!って教えられて、これはアジでしょうか。ワカシ(ブリ)でしょうか。

そして、沖縄ではまず見られないユウゼンがあちらこちらに泳いでいます。小笠原のように玉はありませんでしたが、友禅染のような黒と白の格子模様が優雅な魚です。

雄大な南大東の海も潜れて満足。いやあ、潜れて良かったです。もう一度は有るんでしょうかね。

ダイビングから戻って、洗ったり干したりして、バイク返却まで時間もあるので星野洞へ観光。入り口で入場料を払うとタブレットパソコンが渡されます。これを首から下げて見学開始です。

以前来たときは、ラジカセを渡されて、カセットテープを再生、停止をしながら洞窟内を見学したのですが、Bluetoothヘッドフォンを着けて、映像と音声を聞いて順路を進みます。進化しているです。

大東島は、海の中から隆起した島なので、石灰岩の洞窟がいくつもあるそうです。星野洞はその中でも規模の大きいもので、一般観光用としてオープンしているのはここのみです。

鍾乳洞の中には、15歳の高校進学時に置いて一定の温度で熟成。そして、二十歳のお祝いで便を開けるという泡盛が保存してあります。

上から下から鍾乳石が伸びていて、何万年かかって成長したかわからない石柱が並んでいます。

小浜さん所で清算して一杯。そして、今夜はちょうちんへ。前回も前々回もお邪魔したお店。アブラボウズ(インガダルマ)という、人間には吸収できない脂を持つ魚も供されます。厚労省では、基本禁止されているそうですが、独自の製法で少量なら大丈夫とのこと。

以前は刺身でいただきましたが、今回はフライで。白身魚でおいしいですよ。食べ過ぎると吸収されない脂が、お尻から流れ出てくるそうです。お隣さんと楽しい話をしながらのカウンターでした。

その次が、ベレン。カラオケがある居酒屋。こちらもカウンターに座り、お隣さんと談笑。あれ、小浜さんの息子さんも地元の仲間で飲んでるじゃないですか。

大量のお品書き。しかし、お隣さんの歌がうますぎ。もう23時過ぎ。酔っぱらいの夜はこの辺で終了。明日は那覇戻りです。

 2015/9/22(火祝)

さて、今日は南大東を立つ日です。昨夜、結構飲んで多少ダウン気味の中、6時半に目覚め、朝焼けを撮影。器材のパッキングを済まして空港へ。

今日は、豊年祭の関係で、午前便が2便。早い方の便で那覇に到着です。シルバーウィークと言う事で、那覇空港も混雑しています。ゆいレールでホテルへ向かいます。いやー暑い。

ホテルでまずはサッパリ。ひと段落して昼メシでも。国際通りのチャーリー多幸寿へ。

今夜は焼肉でガッツリなので、軽めにって思ったのですが、チキンとビーフのタコスを注文してしまいました。タバスコのようなサルサソースが、コクがあるのにキレもある。旨い。

二日酔い?風邪?なんか調子悪く、夕方までホテルでゴロゴロ。外も暑いし出たくなくなります。結局18時になって外に出る始末。

まだ約束まで時間もあるので、国際通りの旧三越にできたHAPIHANAに入ってみます。吉本の沖縄花月があり賑わってますね。こんな風になったんですね。

噂のファミマ限定、泡盛コーヒー。琉球の新里酒造製造です。残念ながら買いませんでしたが、ヒットしているらしいです。私も大井町のキープボトルでコーヒー焼酎を造ってましたが、ヤバイお酒です。

そして、今夜は焼肉。58号線沿い泊付近の島牛。SUMMER SNOW仲間が予約を取ってくれました。

いいところコースでお肉を注文済み。いい感じで刺しが入ったお肉が続々出てきます。

ハラミ、クラシタ、肩ロースなど続々。今日が二日酔いから始まったことに悔しさを覚える肉の展開。これは素晴らしい。

肉は沖縄牛で、ヤンバルとかからのものでしょうか。いい肉質のものを選んでいるようです。卵を溶いてお肉をくぐらせると、もう顎が落ちそうです。素晴らしい。
締めのご飯には、スープが付いてきてお茶漬けにできます。さらに先ほどの玉子もかけたりして。超満腹で一人7千円弱ですみました。恐るべしコストパフォーマンス。

さて、満腹の中、歩いて安里栄町まで行きましょう。入ったのは友人のイキツケ。ワインバーなのですが、ウィスキーもジンも揃っている波ぬ花。ママがジン好きらしいのも影響しているそう。各地方ごとにきちんと並べられたお酒。こだわりが感じられます。

今宵はこれにて終了。意外に23時前には終了。お腹いっぱい過ぎて、もう大変です。ごちそうさまでした。

 2015/9/23(水祝)

みたび那覇空港。10時前の便で東京へ帰ります。その前に、久しぶりに食べたかったA&Wへ。タイミングによって列ができております。

ビッガーチーズハンバーグとカーリーフライ。ルートビアは当然お代わり自由。ルートビアの薬膳で調子を立て直し。

今回は波乱な南大東ダイビングでしたが、次は11月頭。一月ほど東京に出稼ぎに行ってくる感じでしょうか。

そして、大井町。ほっと一息です。

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