京都へ、十日町へ。東奔西走になった週末とYEN TOWN BAND

 2015/9/11(金)

京都の叔父が亡くなり、急遽京都へ向かうことに。19時からのお通夜に間に合うようにと言う事で、昼過ぎののぞみにて移動します。

京都に着いて、まずは遅い昼ごはん。このところ食べたくて仕方がなかった第一旭。時間的にも空いている頃なので、まずはたかばしへ向かいます。隣の新福菜館には若干の並びがありましたが、第一旭は空席有り。今日はミニ。やぱりコッテリで濃すぎないこのスープ。麺はさておき、このスープが欲しかったんです。

新福菜館は、以前ラー博やお台場にあったし、最近、東京にも2軒できて食べやすくなりましたが、第一旭は京都内でもお家騒動などがあって、どれがどうだかよくわからない状況。でも、東京にも進出してきてもらいたいお店の一つです。通販でも買えるんですが、やはり店が欲しい。

観光客増加の影響か、値段が跳ね上がっている京都のホテルにチェックインして、お通夜に向かいます。親戚もうち同様に妙心寺の塔頭寺院で、続々集まる和尚さん。私の祖母の時で30人近く。今夜は60人近くが集まり、その読経は圧巻です。

通夜も終わって、実家に寄ってホテル、そして夜の街へ。まずは、いつものユーミンBARのキャラメル・ママへ。金曜日の夜と言う事で、ほぼ満席。楽曲と無料の落花生をつまみに、一杯、二杯とお酒が進みます。

木屋町をうろついて、ダイビング系のバーを思い出しました。ル・グラン・ブルー。あの映画からの命名でしょうね。3年振りくらいでしょうか。水槽やビデオをつまみにインストラクターのマスターと海の話で盛り上がりました。

ひとしきり飲んで、宿の五条烏丸を目指しますが、小腹が。。。四条木屋町で鳥二郎の看板発見。これが鳥貴族とバトルしたお店ですか。確かに似てますが、非なるものですね。五条まで歩き、五条大橋の牛若丸と弁慶像。ラーメン藤が既にしまってましたので、横の弁慶うどんへ。開いててよかった。

あんかけカレーうどんもおすすめの一つで、シンプルにきざみあんかけカレーうどん。きざみとは、関西では揚げを細切りにしたものを指します。あんかけなので熱い。火傷しそうなのをフーフーしながら完食。食ったー。

 2015/9/12(土)

今日は朝からご葬儀です。でも、夕方18時には十日町まつだいに着かないとYEN TOWN BAND復活ライブが見られないし。と言う土曜日。そんな早朝、なまず速報が発報。東京で震度5の地震があったそうです。すぐに自宅ライブカメラを確認。たいしたことはなさそう。再び寝ることに。
ご葬儀は11時からですが、早めに行ってお参り。そして、葬儀の頭で抜けさせてもらい、駅へと向かわせていただきました。

妙心寺の仏殿と勅使門。勅使門は天皇と特別な行事のみに開かれる門で、桃山時代建立の重要文化財です。と、最寄りの花園駅まで急ぎ足で10分。間に合いました。涼しめな日で良かった。

京都駅での乗り換え時間で、ブランチを買い込み。京都人のパン屋さんと言えば志津屋。カルネとビーフサンド。ソウルフードです。あと、ジャガイモとバジルソースのパン。東京では、ビフカツサンドって見かけないですね。

のぞみのテーブルに広げて、ベーカリーカフェ新幹線オープンです。やっぱり志津屋のビフカツはピリ辛ソースも相まって旨い。

そうこうしている間に、西大井通過。今朝の地震にやられることなく、自宅は健在でした。そして、東京駅で9分の乗り換え。ときで湯沢へ。東海-東日本またぎなので、Suicaだと一度改札を出ないとならないんですね。ちょっと面倒。
ホントは金沢周りにして、乗車券を品川-京都-金沢-上越妙高-まつだい-湯沢-東京にした方が安かったんですけどね。湯沢に大地の芸術祭パスポートを置いてたもので、東京乗り換え。パスポート新たに買った方が安かったかも。

湯沢で一旦部屋にパスポートを取りに行ったら、さすがに18分の接続では間に合いませんでした。16:14に乗れず17:04に乗ってまつだいに17:51着。

YEN TOWN BANDライブは、まつだい農舞台の1階の空間ピロティーにステージが組まれています。センターステージで360度オールスタンディングになっています。
定刻18時。照明が落ち、メンバーが登場。インストの1曲目、そして2曲目はボーカルのCHARAが登場。

YEN TOWN BANDは映画『スワロウテイル』の劇中に出てくる架空のバンド。幻想的な舞台頭上のシーリングが、蝶のようにも蜘蛛の巣のようにも見えます。陽も暮れて、ステージの照明が映える中、CHARAのハスキーボイスが響きます。京都から6時間半。ここまで来た甲斐がありました。

YEN TOWN BAND「大地の芸術祭 2015 YEN TOWN BAND @NO×BUTAI produced by Takeshi Kobayashi」
2015年9月12日 まつだい「農舞台」 セットリスト
ナタリーより引用。

01. Gold Rush
02. Sunday Park
03. Mama’s alright
04. 上海 ベイベ
05. 小さな手のひら
06. MY WAY(※フランク・シナトラカバー)
07. 新曲(タイトル未定)
08. She don’t care
09. してよ してよ
10. アイノネ
11. Swallowtail Butterfly ~あいのうた~

まつだいから湯沢に帰って、風の谷HEAVENへ。興奮冷めやらないわけですが、周りのお客さんもライブ帰りの方が多く、フジロックの時のようにステージの話などで盛り上がりました。

今日はほとんど新幹線に座っていましたが、700㎞の長距離移動。やっぱり疲れます。

 2015/9/12(土)

日曜日、今日は大地の芸術祭最終日。2か月弱の会期でしたが、もう終わり。電車と巡回バスで回るつもりでしたが、湯沢の友人が車を出してくれるとのこと。これは渡りに車。

一つ目は、土石流のモニュメント。以前、土石流が流れた範囲にライトが付いた黄色のポールが立ち並び、円柱のダムが4つ並んでいます。円柱という砂防ダムのイメージからかけ離れたこれもアートなんですね。

次に、森の学校キョロロ。友人は湯沢に住んでるにもかかわらず、この辺り全然来た事が無いらしくどれも初めて。私もキョロロの塔に上るのは初めて。160段の階段は真っ暗で、足元灯のみ。上からの眺めは素晴らしいです。

そして、その横の美人林。昨夜の雨で木々や草々も青々としています。

お昼は釜飯と決めていたので、その道すがらのドクターズハウス。昔、医者だった建物にミラーフィルムを貼って仕上げた建物。合わせ鏡を応用した展示や、テレビとカメラでアートな空間を作っています。全面スパンコールの診察椅子も見ものです。

ドクターズハウスからほど近く、車だから来られるところ。峠の茶屋 蔵。以前、2年ほど前に一度来たことがありますが、釜飯食べたさに今日もやってきました。店に着いたのはオープンから20分ほどの11:50。並んでいます。このお店はドラマ『孤独のグルメ SEASON3』で取り上げられたお店で、前回はその放送直後でしたが空いていました。てか、私だけ。今日は、芸術祭だからかお客さんも多く、50分ほどかかって着席。

ここの釜飯は注文後炊き上げますので、30分ほどかかります。その待つ間のために、ドラマに従って牛肉の煮込み。和風出汁なのにビーフシチューのような煮込みです。

さらに10分。ついに釜飯が登場。ふたを開けると、ふわっと湯気とともに具材がどーん。まずは具をよけてかき混ぜてからいただきます。さすが、新潟コシヒカリ。量もたっぷりながら、1400円弱という価格はあまりにリーズナブルです。おお幸せ。

店にいるうちに雨。時折強くなり、弱くなり。食後は、そう遠くない所に脱皮する家があるので、そちらを見学。ここも『孤独のグルメ』に出てました。

脱皮する家は、古民家の内装を彫刻刀で削って、虎の模様のように仕上げた建物。阪神タイガースファンなら一度来た方が良いんじゃないでしょうか。(笑)

その裏に、コロッケハウスという、コンクリ色に塗られた吹きざらしの建物。よく見ると窓にフックは有るので、窓は締められるようです。

コロッケハウスの横には軽トラが止まってるのですが、3人乗りの自転車が2台。チェーンがタイヤにつなげられ、どうも人力で動くようです。ハンドルは運転席。動かしたことあるのかなあ。

いい時間になって参りました。十日町に戻って、以前、あっと驚いた「憶測の成立」へ。外に20人ほど並んでいます。口コミで話題になっているようです。芸術の人気アトラクション?私は2度目で既にネタバレなので、今日の運転手ジェシーに行ってもらいました。

これにて大地の芸術祭終了。計3回のアート巡りと昨夜のライブという、意外に充実した芸術祭体験になったと思います。

湯沢に戻って、東京へ帰る支度。そして、今夜はけいたへ。自家製みょうがの天ぷらで一杯して、東京へ。東京-京都-湯沢-東京。長い3日間でした。