2011GWは北陸3県巡りを撤行 石川・福井・富山 4/29-30

今年のゴールデンウィークは、当初、はやぶさに乗って青森っと思っていたのですが、3月段階では震災もあって予定が定まらず、北陸に切り替えました。
北陸3県は、以前に何度も行ったことはあるものの、金沢以外、飲み屋街に出たこともなく、そういった意味で、も一度行ってみようかと思い立ったわけです。
4月29日は金沢へ
4月28日に仕事終わりで湯沢に入り、翌朝、特急はくたかにて、金沢に移動。まずは、越後湯沢駅の立ち食い蕎麦で朝食。

湯沢はそば処なんですが、立ち食いはそれなりです。もうちょっと、例えば小諸そばクラスの麺だったら価値あるんですけどね。
さて、はくたかは、JR東日本-北越急行(ほくほく線)-JR西日本をまたぐ特急で、越後湯沢から金沢や和倉温泉などを結んでいます。ほくほく線内での最高速度が130㎞での営業と、日本最高速の在来線特急です。

以前、松代などに行った際にも書きましたが、ほくほく線は単線のため、対向の列車とトンネル内の待避線ですれ違ったりします。

約3時間。金沢到着です。金沢は出張で来て以来ですから、おおよそ15年ぶりくらいでしょうか。
駅近くのニッポンレンタカーで自転車をレンタルし、いざ、市内観光へ。

まずはお昼。腹ごしらえは近江町市場。
ゴールデンウィーク初日と言う事もあり、たくさんの観光客で賑わっています。海鮮丼やすし店には行列。皆さん、観光誌を片手に店に並んでます。るるぶとか同じモノ見てるので、同じところに行列ができる仕掛けでしょうか。
海鮮は結局どこで食べても同じなので、金沢的なものをと、、、そうです、金沢カレーです。金沢出身のゴジラ松井もカレー好き。その数ある金沢カレーでも老舗(発祥とも)のカレーのチャンピオンへ。近江町市場の地下に支店があります。
チャンピオンでは、カツカレーが好評とのことで、LカツMを注文。カツがLサイズで、カレーがMサイズって意味です。

金沢カレーも、結構東京に進出していて、ゴーゴーカレーや、カレーの市民アルバなどが、アキバにもあります。このチャンピオンも麹町に一軒あるようです。
金沢カレーの特徴は、コッテリとしたルーと、キャベツの千切りが乗っかり、ご飯をカレールーで覆い尽くすことが基本。あと、スプーンでなく、先割れスプーンや、このチャンピオンではフォークを使って食べます。さて、ガッツリいただきました。
次に自転車で観光です。金沢城・兼六園周辺へ。坂が多いので、ママチャリにはちょっとキツイっすね。

金沢城と、前田利家公像。あの利家とまつです。加賀120万石のお城は立派なのですが、天守閣は残っていません。
そして、その隣が兼六園。ここは、23年前でしょうか、大学の時に拝観した思い出があります。

左の像は日本武尊。にほんぶそんでなく、やまとたけるのみことです。この像に似たものを、以前、秩父で見たような。そして、園内の遅咲き系の桜が咲いています。

右の松は唐崎松。松の名所、琵琶湖の唐崎から種を取り寄せ育てたそうです。兼六園の庭園は、盆栽が巨大化した感じで、枝振りなど素晴らしいです。

そして日陰には苔。これまたいい感じに蒸してます。このケータイカメラではちょっと色が薄いかな。
兼六園を出て、自転車でくるりと。すると赤レンガの倉庫群が見えます。石川県立歴史博物館。3棟の赤レンガ倉庫で、青空に映えます。

そして、風情のある街並みはひがし茶屋街。昔のお茶屋さん(色町)が並び、現在は、スイーツなど女性が好みそうなお店が多く並んでいました。なので、観光客も女性がいっぱい。

さて、夜です。ホテルから千円の利用券をもらったので、ホテル内の海彦さんへ。刺身の盛り合わせとズワイガニの炭焼きなど。軽めに。

部屋に戻ると寝てしまいました。あ、もう9時。急いで片町へ。金沢の歓楽街です。

すでに食事は済ませていたので、BARを探して。
まずは、ぴるぜん。

ビールとワインの店。カウンターは今日は静か目。ハイネケンのエクストラコールド生があります。で、それを一杯目に。あとは、生ハム盛り合わせで、ドイツビールを。
そして、2軒目。こちらもBARでGRIFFITHで3杯。そして3件目は、かもん。3軒目もショットバー。こちらは、ハイボールが300円から。ご主人がアイラ系のピート臭が好きで、いろいろ集められています。さらに、一杯千円までのかなり安いご提供。

かなり回ってきました。お酒が。〆には金沢のラーメンと言えば8番らーめん。大阪勤務の時に8番らーめんを食べてましたが、久しぶり。ミニサイズで〆。

4月30日は、レンタカーで福井へ。
朝、レンタカーを借りて、一路、福井へ。1000円高速も軽自動車には850円とかさらにお安い価格で提供。一気に福井市内まで移動し、昼御飯です。
福井の名物と言えば、ソースかつ丼。先週の新潟かつ丼はタレかつ丼でしたが、こちらはウスターソースがかかっているものです。その発祥がヨーロッパ軒と言われています。
敦賀のお店がメインのようですが、福井には総本店があります。詳しくはHPまで。

セットが、単品+200円ということでカツ丼セット。酸味とスパイスが効いたウスターソースがかかり、足らない人用に小皿にも別途ソースが添えられています。酸っぱい性か、途中できつくなることもなく完食。なかなか旨いじゃないですか。
そして、次に向かったのが三方五湖。高速で敦賀まで行き、そこから下道で2時間。こちらも20年以上ぶりです。
三方五湖の全貌を見るにはレインボーラインで、山頂に行くしかありません。GW特別価格で半額中。500円でした。

山頂駐車場からはリフトでさらに登ります。この山頂は恋人の聖地らしく、手すりなどに鍵がたくさん奉納されています。まいいっか。ここからの眺めは最高。

三方五湖は、敦賀湾につながる水路でしきられた、海水・淡水が混ざった湖で、微妙につながっています。うなぎの養殖など、その特性が生かされた漁業も行われています。

美浜まで来たので、これまた24年とか振りに美浜原発でも見ようかと、関西電力美浜発電所まで来てみました。

以前来た時は夜だったので、見学施設のPRセンターはやっていませんでした。昨年、柏崎苅羽原発のPRセンターを見ましたが、こちらはそれに比べると小ぶりです。

原子炉の仕組みや安全説明が展示されています。原子炉の模型では、地震などでの制御棒が安全に挿入され、原子炉が停止する仕組みを説明しています。しかし、すぐに覚めるものでないこと、水が減ると発熱が起こることなど、今回の福島原発で弱さが露呈されたところです。
やはり、福島原発の話題が毎日流れる中で、見学者も多かったように見受けます。
さて、次に向かったのが美浜原発のさらに奥にある、高速増殖炉もんじゅ。水ではなく、ナトリウムを原子炉内に入れ、それを循環させることで、通常の原子炉で使い古した劣化ウランを核融合するシステム。中性子は水だと減速するが、ナトリウムだと高速。その力で劣化ウランも使えるようにする炉らしい。正確にはググってください。

こちらもPRセンターがあり、ナトリウムを使用することによるメリットやデメリットなど説明されています。ナトリウムは550度まで加熱されるようで、その取扱いが難しいようです。
なお、このもんじゅ。試験中でナトリウム事故を起こし、運転のめどは立っていないもの。その間に制御不能ともなれば、福島より恐ろしいことが待っているのかも知れません。

福井県には原子炉が15基あり、13基が運転中。2基のうち1基がもんじゅで、もう1基が廃炉のふげんです。福島の後処理でもわかるとおり、廃炉になっても何十年と管理が必要なんですね。
では、夜です。

福井も金沢と同じく、歓楽街は片町。でもこちらは、ちょっと寂しいです。その中に、東京でもお馴染み、焼き鳥の秋吉。福井が本社で、全国展開しているチェーンです。こちらは店内に待ちも出いている盛況ぶり。でも、今回は、、、。

入ったのは、寿司と割烹の八重。新鮮な地物お刺身とサザエのつぼ焼きなどに舌鼓。サザエも肝まで、完璧です。
片町を歩いてると、尋常ならぬ花輪が。東京などだと横に並べてる花輪ですが、こちらは壁面いっぱいに。新規開店、1周年、4周年など記念日にこんな状態になるようです。初めて見た。。。

そこからは、BAR巡り。まずはベリー・グッド。2軒目は、、、名前失念。カウンターのみのオーセンティックなバーでした。最後にワインバーの煉瓦館。明日の予定など話をしながら、お酒が進むのでした。あ、こんな時間。