「い・ろ・は・す」って、水じゃなく容器で売れているの?

最近、「い・ろ・は・す」が売れているらしい。中身は単なるミネラルウオーター。この水の売り方が、水のおいしさでなく、「エコ」。世の中「エコ」「エコ」と、なんかそれだけで、すべてが浄化されるかのような言われようですが、この水、まさにこの売り方で人気なようです。なまえも「ロハス」ですから。
肝心の中身の水ですが、「北海道」「白州」「富士山麓」「富山」「秀峰・大山」だそうです。これだけでは、サントリーの○○(例:南アルプス)の天然水とか、ハウスの六甲のおいしい水とかが有名で、コカコーラも森の水だよりを出していますが、いま発売してもすぐには知名度で勝てませんね。
そこで、ここからは想像。「い・ろ・は・す」ですが、単に水の良さでは差別化できないので、いろいろ考えたんでしょうね。さらにペット飲料各社は、昨年の原油高によるパッケージ経費の削減に取り組んでいたさなかなんでしょう。ペットボトルもかなり薄くできるようですが、その分、持つとへこむとか不都合が出る。なので、薄くしても潰れて中身が溢れないように、複雑な形状をしているわけです。
これまでは、これをプロモーションに生かそうしたのかわかりませんが、ゴミ削減とか、持ちにくいとか、コストカットとか、ネガティブなイメージしか出て来なかったのかも知れません。
それが、今回のCMでは「おいしい水」より「絞れる」ことがメインな様な気がします。
CMでのアピールポイントとして、

1.選ぶ
 -日本の天然水
2.飲む
 -おいしい水
3.絞る
 -最軽量ボトル
とアピールしていますが、最後に、
それだけで
世界を
変える
とこれは「エコ」を意識したコピーですよね。天然水であることより、絞れてゴミが小さくなり、12gしか無いので環境に負担も少ない。という「エコ」で世界を変えるようにも取れます。
サンボマスターの曲も、「い・ろ・は・す」を最後に2回重ね。これもうまい。
水より容器を売る、なかなかうまいプロモーションだなと思いました