2015お盆は与那国ダイブ 穏やかな与那国と石垣川平<後編>
2015/8/14(金)
昨夜の震度3の地震では、特に被害はなさそうな与那国。でも、昨夜頭痛などで調子が悪かったのが、足に出てしまいました。フジロックと同じく、右足親指の付け根が炎症。痛風発症です。まだ、それほど痛くはないのですが、最終日ということもあり、多少無理してダイビングへ。
1本目は、島の北のポイント「ダンヌドロップ」です。ダンヌ浜の沖合で、ストンと落ちているポイント。-40mくらいの所に色々いるとの情報で、ぐいぐい潜行していきます。
-20m、そして-30mと沈んで、-44mの地点へ。なんだったかハゼだかいるそうなのですが、ハウジング無しで持って行っているNikon AW130が-35mくらいになるとシャッターが連続して切れない状態に。さらに、液晶ディスプレイはぺこーんと凹み、外装が中の液晶面にべったり引っ付く状態になっています。
この写真の付近で-44mほど。GoProもハウジングがぺっこり凹んで、ハウジング裏ぶたが本体に引っ付いているのがわかります。そしてAW130は、筐体が歪まくったのか、メモリ異常を表示。もはや電源は入るが撮影できない状況。水深表示も35m辺りで止まってしまっています。-30m防水のAW130ですが、-44mはやり過ぎですね。
-38m位まで浮上すると、ようやくシャッタが落ちるようになりますが、毎回電源を落とさないと、次のシャッターが切れません。この現象は-35m付近で正常に戻りました。結果、水没することなく、-44mまでは持って行けましたが、-40mになると役に立たない感じですね。人柱報告できました。
かなりの深度を潜ったので、お昼過ぎの13時まで3時間近く休憩。
痛風が徐々に悪化して来てるのですが、近所を徘徊。ちょっと部屋でうとうととしてるうちに時間が到来。
港に出て、昼からは2本目、3本目連続で出港です。向かうは島の東側。2本目は光の神殿。ここは与那国ダイビングサービスオリジナルのポイントです。
潜行して程なくして光の神殿に到着。上からの光がひらひらと降り注ぐポイントで、昼の真上からの太陽がまっすぐに落ちてきます。
二つ目の穴へ。こちらも神秘な洞窟。
そして、水路へ出ると、ギンガメアジの群れが、ゆっくりと泳いでいます。ここで突進とかすると、足が速いので即逃げられてしまいます。静かに見学。
ギンガメも去っていったので、流れに抵抗しながら、岩をつかんでドロップを登っていきます。
そこにウミガメ登場。のんびりしてますね。
安全停止後、エキジット。次のポイントまで移動。ホントは、東崎付近の風車に潜るつもりが、流れが速すぎるということで、六畳ビーチへ。
流れもなく、白砂のビーチに根が点在する慶良間のようなポイント。砂地には、カレイやヒラメもいたりします。
でも、台風が持ってきたごみが溜まってしまって、至る所にペットボトルとか網とか堆積してしまっています。残念。
この輪を吹くの、全然うまくできないんですよね。難しい。
クマノミ、ウミウシもちゃんといます。
今回の与那国ダイビングはこれにて予定終了。なんと言ってもジンベエザメが見られた最高のダイビングになりました。また、海底遺跡も光の宮殿も、光の神殿にも行くことができるコンディション。透明度も40m超という抜けまくった海は青くて最高。
夕ご飯を食べた後、食堂でログ付け&飲み会。そうしていると土砂降りの雨。最終日、ちょいと飲みに出ようと思っていたのですが、様子を見ていると21時。再び食堂に行くと、オーナーのハチローさんらも飲んでます。一緒になって飲んでいたら、雨も収まり、海響(いすん)へ。もうラストオーダー終わっているところ、無理に酒だけ2杯。
最近、あまり製造していない舞富名とどなんの古酒。楽しい話と、おいしいお酒。
宿までの帰り。フェリー与那国が泊まる港を見ていると向こうに大きな流れ星。ペルセウス座の流星群でした。
2015/8/15(土)
今日で与那国ともサヨナラ。昼過ぎの便なので、それまで原付を借りて島内観光へ。まあ、与那国も4回目なので、毎回同じようなところなわけですが、まずは、日本最西端の碑。
昨日は道を移動させられていた与那国馬も、公園につなげられて、お客さん待ち。西崎(いりざき)の坂を登って、西崎灯台に到着。ここが、日本で一番西の果てです。
ここから台湾までは111㎞。石垣から117km。今日も台湾を見ることはできませんが、大きな山が海の向こうに横たわって見えるそうです。なお、見えるとその後、天気が荒れると言われ、先日の台風13号の前にも台湾が望めたそうです。
そこから島の南の道を東へ行きます。道の両側には、馬などが放牧されていて、南牧場というのですが、現在、自衛隊の基地が建設中で、その半分くらいを占有するようです。大きなクレーンが立ち並び、日本の南西の要となるのでしょうか。今日は、敗戦の日。尖閣諸島魚釣島など、中国とのせめぎあいのこの付近ですが、平和維持は大変だなとも思います。
放牧の馬も暑そうです。そのまま比川浜へ向かいます。与那国と言えば、Dr.コトー診療所のロケ地で有名ですが、その志木那島診療所があります。
前は、見学って周りから見るのみでしたが、今は、維持費用捻出のためにも管理人さんがいて開館しているようです。
着いたときは、まだ閉まっていたのですが、管理人さんが子供連れで登場。300円払って入館です。
診察室や病室、事務所、待合室など、ドラマそのままの姿でセットが残されています。先日の台風13号が南海上を抜けたため、風速70m近い風が吹いて横の納屋が吹っ飛んだそうです。
窓を開けると、いい風が通りますが、結構本日蒸し暑い。
今日のお昼はユキさんち。開店が11時でちょいとあるので、近所の久部良バリへ。断層でできた岩と岩の裂け目です。ここは、琉球王朝時代に、人頭税がかけられていたことから、人の数を増やさないために、妊婦に裂け目を飛ばして、落ちて命を落とすとか、流産するとかということが行われたと伝えられている場所。
そうしているうちに、11時過ぎ。ユキさんちがオープン。日本最西端のカレーショップです。今日のランチはパインとゴボウのカレー。
辛さは島唐辛子のペッパーソース(タバスコ風)で調節。爽やかで辛さ引き立つカレーです。店内は冷房もないので、扇風機のみ。汗も吹き出しますが、旨い。食後の飲み物はパインのスムージー風。さっぱりとさせていただきました。
そろそろ与那国を後にする時間になりました。空港まで送ってもらいます。足を見ると痛風の発作で腫れまくり。かなり痛い。
石垣までは30分ほど。濃いブルーの海がまだ恋しいです。与那国で荷物を預ける際に1,400円も取られがっくり。機材箱16kg、キャリーバッグ11㎏で7㎏のオーバー。キャリーバッグはRACの小さな飛行機だと持ち込めないサイズらしく。機材はゆうぱっくで送っても変わらなかったなあ。
鳩間島、小浜島などの上を飛んで新石垣空港到着。レンタカーを借りて、まず向かったのが医者。病院が観光1件目になるとは。トホホ。痛み止めのボルタレンと湿布を処方されて、観光へ。
毎回来てるところではありますが、川平湾へ。足も痛いのであまり歩かず。でも、夕方の川平は初めてです。光の当たり方が夕方ですね。痛風も癒されます。(笑)
行きと同じホテルにチェックインして、借りた自転車で夜の店探し。今回はジンベエも見ることができたし、記念に今日は是非とも石垣牛のステーキが食べたいと思って、Elephant Caffeの上のパポイヤへ行きますが、今日は満席でダメとのこと。ふらふらしていると、ホテルミヤヒラの裏にステーキ店が有ったのでそこへ。
ミヤヒラ内のステーキハウスで、月桃庵と言うお店。テッパンがどーんとあって、そこで丁寧に焼かれていきます。まずはビール。まもなくラストオーダーと言う事で空いていましたが、値段もリーズナブルで、ヒレ200gのセットと、生、オリオン中瓶で1万円弱。
石垣牛は赤身が旨い。ヒレステーキだとその特徴がいかんなく発揮されます。柔らかいですが繊維も細かく、仕事も丁寧なので、肉汁も余すことなくいただくことができます。これはかなり美味しいレベル。ご馳走様でした。
そして、Elephant Caffeにジンベエ自慢に行きます。今夜もカウンターでワイワイやりながらシークヮーサー泡盛ハイボール。爽やか。ジンベエ、海底遺跡、自衛隊基地など話も多岐に渡り談笑。
すると22時半過ぎに電話。ホテルからです。なにやら11時までに自転車を返してほしいとの事。後ろ髪引かれながら、11時前に退店。また来年かなあ。残念。
2015/8/16(日)
昨日、早く寝たこともあり、6時過ぎに起床。クラスJ空席待ちを入れに、空港へ早めに向かいます。空席待ち1番目。そして、朝ご飯に向いましょう。まず、白保のお店に行ったのですが、今日はランチからの営業。振られました。そこで、市街地の登野城まで戻って、のりば食堂へ。
朝からやっている八重山そばなどの定食屋さん。八重山そばの小と硬ジューシーを注文。硬ジューシーとは、雑炊系の軟ジューシーに対し、炊き込みご飯を硬ジューシーと言うそうです。
紅ショウガでなく、おろし生姜が特徴でしょうか。また、麺にはウコンが練りこまれているそうです。ワシワシ食べる硬めのコシがしっかりした麺で出汁も良く出てこれは美味しかったです。
お盆の混雑の新石垣空港。機材箱を預け、キャリーバックは持ち込みます。チェックインカウンターでのぞみさん。石垣島に来ていたそうです。
クラスJに無事変更できて、石垣ともさようなら。ジンベエジェットが見送ってくれました。
石垣空港から4時間ほどで自宅に到着。八重山。また来年!!