日付アーカイブ: 7月 12, 2006

お粗末な行政当局 1953年公開の映画「著作権切れ」に

昨日の司法判断で、1953年公開の映画の著作権は、文化庁や内閣法制局が当初想定した、新法が適用されないことになった。(あくまで一審)  くわしくは、waskaz newsblogを参照。 最近、街中でDVDが安く売られています。 これには2種類あって、権利者がちゃんと安く売っているタイプと、今回争点になっている、パブリックドメイン作品。あとは、いわゆる海賊モノ。 パブリックドメインとは、著作権が切れ誰もが自由に使える著作物のことを言います。日本では、映画は公開後70年間。作詞・作曲は作者の死後50年間。アメリカで映画は95年の間に渡り著作権が保護されます。  著作権保護についてくわしくは、 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 著作権の保護期間へ そこで、今回の法改正。それまでは、映画の著作権は50年だったのです。それも、著作権は年単位で管理されるので、1953年に公開された「ローマの休日」や「東京日和」は2003年12月31日で著作権が消滅することになっていました。  1952年公開の「風と共に去りぬ」や「ひめゆりの塔」は消滅しているってことですが。 しかし、200...