十日町でお蕎麦巡りと、魚野川の天然鮎を初もんで
フジロックフェスティバルも、2週間後。24日の木曜日夜の前夜祭に始まって、28日の月曜日の朝まで、苗場プリンスで行われますが、湯沢も徐々に雰囲気が上がって来ています。
フジロックへ向けての準備もあって、今週末は湯沢へ。
2014/7/11(金)
ゲリラ豪雨が迫って来ているようなので、ちょっと早めに会社を出て新幹線。高崎まで来ると空が夕焼け。
湯沢に着くと、雨の跡が。蒸しっとしてはいるものの、比較的涼しい夜のようです。今夜は、先輩から送っていただいた京都北野白梅町の七味店長文屋の大辛山椒多めな七味を試したくて、鰻の小島家へ。
まずは、お通しのホタテの刺身で一杯。そして、たたみいわし。長文屋の七味の出番です。山椒などの香りが鮮烈に薫ります。卓上のS&Bのとは雲梯の差。約30分ほどで鰻重が到着。まずはそのままで、そして七味。そして山椒粉も。
小島家のタレはあっさり目。鰻も蒸して焼いているのでさっぱり目。そこに爽やかな七味。これはベストマッチです。さらに山椒を少々。ただでさえ美味しい鰻ですが、さらに風味を豊かにさせるスパイス。いやあ、素晴らしいコラボレーションです。
その後は、SWING BARへ。今夜は埼玉秩父のイチローズモルトのWine Wood Reserve。フィニッシュをワイン樽で熟成したピュアモルトウィスキー。まずはストレート。そして、ロック、水割り。ストレートだと、シェリー樽と同様に、チョコレート的な甘みが楽しめ、徐々に割っていくと渋みや酸味を感じるウィスキーです。
今夜のSWING BARには色んな方が登場。大井町の行きつけCHAPの常連になった湯沢出身のミッチーとか、長岡で降りるはずの新幹線で高崎まで乗り越した方、いつもの優一君、真衣子ちゃん、長井さんなど。賑やかなうちに、最後はSIPSMITHのジントニック。きりっとさわやかに。もう既に2時半でした。
2014/7/12(土)
今日は、十日町まで蕎麦の食べ歩き。幸い天気も良く、ほくほく線で十日町まで。乗った電車がイベント電車ゆめぞらで、長いトンネルの中では、プロジェクターで映像が上映されます。
十日町の駅に、観光協会があるので、そこでそばの食べ歩き周遊チケットを購入。500円の小盛券2枚と、サービスチケット(店ごとに違う)が付いて1200円。これを買うと、レンタサイクルが300円引きになります。そのおかげで電動アシストが200円。計1400円。安い。
自転車で向かうは、越後中条のあぜ道です。ここは、地元農家さんらが営むお蕎麦屋さんで、獲れたて野菜などを販売するコーナーが店の前にあります。
きれいな緑色したへぎ蕎麦です。こちらはお豆腐もおすすめの様で、冷奴を付けてもらいました。奴抜きで500円分のチケットでOK。あっさりしたつゆにツルつるなお蕎麦。暑い季節に爽やかなお蕎麦でした。
持参の長文屋七味をひと掛け。旨い。山椒の香りがふわーっと広がり、そのままの蕎麦から、高級感が引き立つような変化。薄めの蕎麦の香りも引き立つ感じがします。当たり!
あぜ道の裏に縄文な建物が。
この辺りは、縄文式の火炎土器ってのが出土する地域なのですが、その流れ何でしょうか。茅葺の建物。でも、説明書きとか全然無く、ひっそりとと言うかずどんと言うか建ってるだけです。ああしかし暑い。
さて、チケットは2枚。次のお店ってことで、まだ行ったことが無いお店をチョイス。もう残りも少なくなってきました。で、当間高原へ向かう途中のまるにしへ行くことに。
あぜ道から、十日町駅を越えてさらに南下。約7㎞です。電動アシストですが、暑い中の走行はやはりしんどい。それでも現地到着。だがしかし、臨時休業。下水道の工事とやらで、それも今日までの休業。ついてない。では、次のお店はどうしましょう。悔やんでても始まりません。
さらに津南方面へ南下して、土市の由屋に到着。春日屋とお向かいなこちらは、以前にも来ましたが、パンチのある魚介が効いたつゆが特徴で、暑い中、先ほどはあっさり系だったので、濃い目で勝負です。
こちらでは、まず着席時に薬味などが配置されます。そして、小盛そばの到着。こちらではサービスチケットを行使しましたので、盛りの量がサービスになりました。ほぼ1人前?
緑っぽさより黒目のお蕎麦は、つるつるで、しかし濃厚なつけ汁が良く絡んでパンチを与えてきます。新そばの時期など、行列となる由屋。今日は時間が外れていたこともあり、空いてて非常に良かったです。
2件のはしごで、食べ歩きチケット参加店も残すところあと3店くらいでしょうか。また折を見て来ないと。でも、まるにし除き残り2店は車必須店。
湯沢にほくほく線で爆睡の中戻って夕食。今夜は鼎。こちらのママも、石巻の魚み亭へ先日訪問。その話を聞きに、おいしい夕食をいただいてきました。
今夜のお刺身からはほうぼう。こりこりの身が締まっていて、新鮮で美味しい逸品です。そして、自家製ベーコンと野菜のグリル。ベーコンの塩分で、野菜の旨みが引き立って旨い。横を見ると、長岡の壱醸それも、超希少な21が貼ってあります。1合は2500円も100mlで1400円。精米歩合を21%まで磨ききった、すきっとした越後のお酒ですが、麹の香り味が出てそのバランスたるや、素晴らしすぎるお酒。湯沢に12本入ったうち、6本を確保したそうです。新潟日本酒の陣でもこのお酒の時間になるとブースに人がどんどん集まるという、知る人ぞ知る銘酒です。
その後は、SWING→けいた。SWINGではICHIRO’S MALTの水割りと、アブソリュートバニラをneoジンジャーエールで割り。バニラとneoジンジャー、これが合うことがわかりました。けいたは夜も遅かったので、けいたではお酒とお通しのみで、2週後に迫ったフジロック談義。今回はオアシスの放送ブース横。特等席にみつばやさん名義で出店いたします。
結局、最後にSWINGに戻って今夜は終了でした。
2014/7/13(日)
日曜日の朝は、ちょっと晴れたりしたものの、すぐに天気が崩れてきました。午前中、あれこれとやって、傘が要るか微妙な小雨の中、お昼は人参亭。ちょくちょく来てる気がしてましたが、あれ3月以来。もう4か月も前ですか。
とんかつは、やっぱりロースです。越後もち豚の美味しい脂身が、しっかりした肉質にジューシーさを与え、香りも立ちます。先日、東京赤坂の越後もち豚をつかったとんかつ屋さんに入りましたが、ジューシーさや香りで、人参亭の圧倒勝ちでした。
塩沢産のコシヒカリもたっぷりの量で、お腹いっぱい。ちょっと周辺を散歩。雨の日の湯沢、湯沢高原のロープウェーなどに人が集まってます。
雨も大丈夫そうなので、自転車で魚野川方面へ向かいます。川沿いにおとり鮎ののぼりが出てます。11日に鮎の友釣りが解禁されたそうで、川に多くの鮎釣り名人が入っています。釣果はどうでしょうね。
友釣りが解禁という事は、天然鮎の塩焼きも解禁。好物です。待ってました。今夜は何としても地元魚野川の天然鮎をいただかないと。
陽も山に隠れ、さて夕方。町内の稲もすくすく育ってます。向かうは一二三。店頭の生けすには、鮎が泳いでいます。
まずは、蕗(ふき)のきんぴらとお通しで一杯。そして、純米緑川へ。すると鮎の塩焼きが到着。
鮎は、今年既に2匹いただいていますが、魚野川の天然アユは初もんです。養殖と違って、まだ身は15cm無いくらいですが、逆に若くて柔らかく、頭も骨も全部いただけました。
岩魚も山女も美味しいですが、やっぱり鮎が好物です。塩焼きをそのままでいただくのも旨いですが、たで酢に山椒の実の佃煮をつぶして、それに浸けていただくのが最高に好きです。たで酢が置いてないので、生酢をいただきアレンジです。半分くらいは塩焼きのままで楽しみます。
新幹線までの時間で、ちょこっと風の谷HEAVENに寄り、山筍の焼き物。熱々の皮をめくると、ほくほくの筍が現れます。これもだいぶん大きくなって来ました。そろそろ季節も終わりです。
さて、フジロック観戦の準備も終わり、湯沢を後に。温泉街のお店も、タペストリーなどの飾り付けが始まりました。来週くらいからは、駅構内もフジロックフェスティバルの飾り付けでいっぱいになるでしょう。
今年はどんな祭りになるでしょう。楽しみです。