2014ゴールデンウィーク後半は、南三陸へ 仙台-石巻-気仙沼-釜石

前半はいつもの新潟で過ごしましたが、後半は南三陸へ。これで陸前、陸中、陸奥の三陸を制覇です。
2014/5/2(金)
明日からゴールデンウィークスタートの金曜日。仕事を終えて東京駅へ。余裕を見て遅めのはやぶさを取っていましたが、1時間くらい早く東京駅に到着。でも、予想通り満席。はやぶさは全席指定なので、あおばの自由席などへの変更は出来ても、結局到着時刻は変わらないので得策じゃなし。で、はやぶさで仙台に到着です。

仙台は1年半ぶり。女川、石巻、酒田など東北横断した時です。さて、メシ!って事で向かったのはまるたん。前回は牛タン専門店に入らなかったので、ちょっと調べて、国分町からも離れた住宅街にある牛タン屋さんです。

おすすめは極上たんだそうなので、そちらをまず。そして、名物のたん玉焼き(牛タンそぼろの卵焼き)とタンコロッケ。

厚みのあるタンは、しかしふんわりと軽くかみ切れるものの、ジューシーさとしっかりした食感のある逸品。たん玉焼きとコロッケはセットのまるたんセットがあり、そちらを注文。コロッケにはソースとタルタルソースが掛かっている変化球。そぼろはちょっと味濃いめなので、玉子との相性抜群です。ふー満腹。

そして、てくてく歩くこと10分弱。国分町です。連休前の金曜日ということで、人が出てますね。学生らしき集団も騒いでたりします。

前回お邪魔したお店発見。オーセンティックバーのL’essentiel Bar。落ち着いた空間を提供してくれます。まずは、ジャックソーダで口を潤し、BRUICHLADDICHの東北復興祈念カスク。

バーテンダー協会の東北支部でボトリングしたもので62度超。甘い香り味、しかしこの度数ですから、甘い悪魔です。
風邪気味なのか調子が出ず、ホテルへ。今回の仙台はこれにて終了。
2014/5/3(土)
朝もちゃんと起きたので、今日は予定通り日本三景のひとつ松島経由で石巻を目指します。仙石線で、青葉通りから松島海岸駅まで直行。天気も良く観光日和。上着なしでも暑いです。駅からまずは遊覧船乗り場へ。

仁王丸です。約50分の周遊で松島の島巡りをします。

出港すると、カモメが一緒に飛んできます。エサがもらえると思ってるのでしょうが、現在、エサやりは禁止と掲示されてます。

仁王岩とかそれぞれに名前が付けられた奇岩とか、人も住む島など数多くの島が点在しています。このお蔭で、津波の被害は少なく済んだとも解説されていました。

周遊も終わり、観光巡り開始。まずは、すぐ横の五大堂です。創建は807年の坂上田村麻呂とのこと。蝦夷征伐ですかね。禅寺瑞巌寺のお堂です。

美しい島々とお寺など、松尾芭蕉も句を詠むわなと思います。これで、日本三景の天橋立、宮島、松島とを制覇できました。では、朝食もまだなので、昼で混む前に食事へ。近くに松島さかな市場があって、そこにカキバーガーが有るというので行ってみることに。

カキフライが挟んであるんだろうと予測していたのですが、クリームコロッケでした。カキの身って、こうなると存在がよくわかりませんが、香りはカキです。鉄板の旨さです。

そして、入口にあるカキ小屋。小ぶりですが3個500円。焼きガキで一杯。2,000円で食べ放題ってのもやってます。松島産でしょうかね。好物です。

さて、松島と言えば禅寺の名刹瑞巌寺です。臨済宗妙心寺派のお寺で、当初、天台宗から建長寺派、そして妙心寺派になったお寺です。チケット、Suicaで買うこともできます。

現在、本堂など大修復中で見ることが出来ませんが、代わりに庫裡を特別公開しています。

中に入ると禅寺って感じがします。

本堂から移設されている、本尊の聖観世音菩薩、向かってその右には伊達政宗公のご位牌。でかすぎです。本尊より大きい。

そして、数分歩いて円通院。瑞巌寺の塔頭で、庭園がきれいです。京都の岩倉には円通寺という妙心寺派のお寺がありますが、庭園や大悲などの言葉が共通します。

伊達政宗は支倉常長をローマ法王に面会させますが、その影響を色濃く伝えており、幕の文様などに、西洋のデザインがわかりにくく織り込まれています。

墓地の前の庭園には、ローマから持ち帰ったとされる日本最古種のバラ園。

その造りも西洋風な配置になっています。
さて、そろそろ今日の目的地の石巻へ向かわないと。でも、ここから途中の矢本までは代行バス。あと30分ほどありますので、自分で焼く笹かまぼこ。焼きたてで旨いです。

矢本駅には、約1時間で到着。電車まで30分待ちです。矢本駅は、ブルーインパルスで知られる、航空自衛隊松島基地があり、駅名看板にもその写真が。

20分弱で石巻に到着。サイボーグ009と仮面ライダーがお出迎え。

1年半前に来た時からは、駅前は変化はないようです。駅前のレンタカー屋で自転車を借りて、ホテルチェックイン後、観光へ。

ここ石巻は、萬画家(彼はそう表記する)石ノ森章太郎の萬画の街。街中にヒーローたちが並んでいます。

急な坂を登って日和山公園へ。石巻の街を一望にできます。前回に比べて、瓦礫がほぼなくなり、というか山のように積まれて整理されているようです。門脇地区など、港の方はまだ更地状態。早く復興されるといいですね。

ちょうど遅咲きの八重桜などが咲いています。花見をやっている人達も。

そして、石ノ森萬画館へ。前回はまだ復活しておらず残念でしたが、今回訪問することが叶いました。

入口には、有名漫画家の手形が並んでいますが、石ノ森氏とは握手できます。

館内には、原画やフィギュア、歴代仮面ライダーのマスクとか、キカイダーとか石ノ森ワールドが展開。撮影禁止の部分が多く、写真が残せませんでしたが、私も子供の頃はこのヒーローたちに育てられたくち。色々見入ってしまいました。

企画展示は、超時空要塞マクロスです。このトランスポートはすごく考えられた芸術ですね。1階の販売コーナーでは、マクロ酢なるものも販売中です。

お腹いっぱいです。

川の対岸の復興マルシェには、キカイダーと仮面ライダー。もう、営業時間終了のようです。

さて、夜は湯沢の魚み亭が移転。そちらへお伺いします。

今日は、生のクジラが入ったということで、赤身と脂。生のクジラって記憶の中では食べたことがないんじゃないでしょうか。刺身でも、ほとんど冷凍ですからね。さすが石巻。

そして、めばるの煮つけと名物のほやの酢の物。煮つけはいいお味付。ほやも新鮮で嫌みなくいただけました。

お酒は伯楽星、墨廼江、日高見、乾神一(けんこんいち)など宮城のお酒をいただきます。濃厚な宮城酒。旨い酒は食事も話も弾ませます。そうしていると、マスターの幼馴染みが来店。さらに話が盛り上がり、マスターとは2軒目へ。

店からほど近いところにオーセンティックなバーがあるということで、そちらへ。BAR Kです。こちらでも再び乾杯。

LAPHROAIGのQUATER CASKなど。でも0時が閉店時間。残念ながら、ここで解散となりました。
そのあと、ホテルに向かうところで、ラーメン店を発見してしまい。入ってしまうことに。

入ったときは、お客さんが誰もいなくて不安になりましたが、そのうちにほぼ満席。鶏がらスープの安心できるラーメン。お酒の〆には最高の一杯かも。
2014/5/4(日)
多少、昨夜の酒が残ってもなくはないが、朝はちゃんと起きて、チェックアウト後石巻駅へ。今日は、気仙沼まで向かいます。市役所前の仮面ライダーV3にご挨拶。

まずは、多少時間もあるので駅横の、マンガッタンカフェえきへ。金華サイダーってのを注文。二日酔いだやはり。

石巻からは、石巻線で前谷地へ。そこで気仙沼線に乗り換えます。気仙沼までの所要は乗り換え含めて3時間ほど。

前谷地で、気仙沼線が17分ほど遅れて到着。次の接続は大丈夫なんでしょうけど。気仙沼線は、途中の柳津から気仙沼の間で、震災の影響でBRT運行となっています。BRTとは、バス高速輸送システムの意味で、一般道路と、元線路の専用道を走るバスです。
柳津到着。程なくバスが入線。

バスは、普通の市バスと同じく、リクライニングとか無い椅子。それにシートの感覚も狭い。ゴールデンウィークと言うこともあるのか、ほぼ、満席での乗車で、2時間はきつかったです。

志津川を通過。高い堤防を造っているようですが、被災の状況は激しく、何も無い土地が広がっています。「進撃の巨人」の様に、高い堤防を造っても、更にデカい巨人が現れるかも知れない恐怖もありますね。

気仙沼に到着。1番2番線は従来のホームを潰してバスの停留所になっています。駅前には、サメとカジキ、そして、小さなカツオのオブジェ。

ホテルで自転車を借りて、港の方へと行きます。高台にある気仙沼駅からはちょっと離れています。下り坂なので10分弱で港湾周辺。

港から近いところは、津波の影響で損壊した建物がまだ多く残っています。そこから仮設の商店街で営業しているお店も多く、港湾周辺に南町紫市場と、気仙沼横丁の二つの仮設商店街が営業しています。紫市場ではイベント開催中のようです。

更地には、瓦礫で作ったオブジェでしょうか。グランドゼロと。気仙沼横丁は、観光客で人いっぱい。

まだ、朝から何も食べていないので、どうしようかなと調べると、1,100円でフカヒレラーメンがある。やまと食堂に行ってみました。

気仙沼はフカヒレの日本一の産地で、中国などへも高級品として輸出されています。程なくして着丼。塩ラーメンの上に、あんかけスープのフカヒレが2,000円クラスのと比べると小さいですが、ちゃんと乗っています。

あんかけにはカニ身も。ラーメンとしては高い部類ですが、なんせフカヒレですからね。コスパはいいと思います。

南町紫市場に戻ると、サクサクコロッケ屋さんの文字。1個70円。もちろんいただきました。サクサクホクホクなコロッケ。何も付けずにいい塩梅。

イベントにはピカチューが来てます。鯉のぼりには、復興祈願など願いなどが書き込まれています。

一角に、シャークスと言うサメ専門店が有りましたので覗いてみました。サメ皮のバッグなどは最高級で6万円とか。ちょっとお高いのはきついので、キーホルダーを記念にいただきました。
さて、街中を周って行きましょう。港をくるりと。

港周りには、お魚市場と海の市ってなマーケットプレイスがあり、海産物などのお土産物が買えます。ただ、海の市は、まだフルオープンではなく、シャークミュージアムと観光案内所と多少の販売ブースのみ。6月くらいに海鮮市場などがオープンするらしいです。

海の市は、気仙沼市魚市場の一角にあり、セリなどの見学コースもあるようです。
さて、そうこうしているうちに夕方に。日が落ちてくると急激に気温も下がってきます。少々肌寒い。ちょっと早いですが、5時頃からやっている気仙沼ホルモンのホルモン道場へ。

昨夜、石巻で気仙沼と言えばホルモンと勧められた品です。気仙沼に来る前は、海鮮くらいしかイメージは無く、B級グルメとしては知ってましたが、ここまで推されるとは思いませんでした。

まずは、メインのホルモン。1個レバーが入ってるのが特徴のようです。また、キャベツの千切りが一緒に出てきて食べ放題。ウスターソースをかけて、ホルモンを載せて食べるのが気仙沼ホルモンの特徴だそうです。

ニンニクが味噌ダレにしっかり付いていて、食欲が進みます。後で聞いた話では、以前は3日は臭いが残ると言われたとか。そして、ハツも注文。こちらは塩コショウでも、辛味噌を絡めても、辛味噌を付けてもコリコリでおいしいです。

ふー。お腹いっぱい。でもまだまだ飲みが足りません。向かうは気仙沼横丁。こちらにショットバーが有るとのこと。STRAY SHEEP。入った時は、先客一人でしたが、あれよあれよと、常連さんが集まってきます。

そのうちに、入口の表示はCLOSEに。でも、そんなのお構いなしに常連さんは入ってきます。
マスターも気さくで、カウンター周りの方々とも話が盛り上がります。なんだかんだと2時間以上。震災や復興の話から、これからの未来の話。そして、重要なのが飲み屋情報。バーの情報をいただきました。

飲みやすい横丁。観光客だけでなく、普段は地元のお客さんで賑わっているのがよくわかります。

そして、入ってみたのがValentine。暇な時だと、JBLのスピーカー、Macintoshのパワーアンプ、Pioneerのプリアンプ。マスターの好きなJAZZが聞けるとのことでしたが、今日はカラオケで盛り上がっています。

このシステムでカラオケするなんて、贅沢ですねえ。一杯飲んで退散。

次に向かったのが、先ほどのホルモン道場の向かいにあるショットバーPleasure。電子ダーツも置いてます。入ったのは10時頃ですが、ここでも出会い。マスターや、自転車で一関から走ってきた方など、周りのお客さんと話しながらで延々。

そして、先ほどSTRAY SHEEPでバーをお教えて下さった方もそのうちにやってきました。更には、泊まってる宿の近所で、カフェを開いた方など。
地元の方々といろいろ話をして、復興への期待も膨れます。震災まではさびれる一方だった街も、色々失ったが、一度リセットされることで成長も期待できるとも。でもまだまだ大変なのだなと思います。もう1時。これにて終了。
2014/5/5(月)
ゴールデンウィーク後半も、中間点を越えて後半の後半。飲みすぎな毎晩ですが、それなりにちゃんと起きています。朝から東京を震源とする、千代田区震度5のニュース。私、震度4以上を経験したことが無いんです。どっか旅行してたり、うまく切り抜けてるようです。
まずは、昨夜お会いしたカフェのオーナーのお店が、ホテルの近所なので行ってみましょう。

気仙沼駅からもすぐの、SEA CANDLE COFFEE。店内には、お母様の友人の絵なども飾られています。そして、10種類くらいのコーヒー。ブレンドはハウスブレンドと古町ブレンド。ハウスは酸味を極限まで抑え、古町はちょっとあるそう。

手作りサンドウィッチは、日替わりで値段も変わるそうですが、今日は、チキンとポテトとトマトとチーズをマヨネーズであえたトーストサンド。これがなかなかおいしいです。朝食にはちょっと重いかも。その他、トーストや昼にはカレーなども有ります。コーヒーも薫り高く、マイルドで私好みの一杯でした。
さて、今日はこの旅の最終目的地、釜石に向かいます。

気仙沼駅で、ふかひれスープを振る舞い中。いただきに。写真と撮らせてもらったら、私も入れと。記念に一枚。気仙沼のホテル特製のスープ。まろやかでいいお味です。
では、11時ちょっとまえのBRTでまずは盛(さかり)へ向かいます。

道中1時間15分ほど。運転手さんのブレーキの踏み方が悪く、前後に揺れる揺れる。だんだん気分悪くなってきます。まあ何とか盛に到着。途中、陸前高田では、奇跡の一本松も遠くですが見ることが出来ました。遠くて撮れてないですが。盛駅で1時間半の接続なので、ここで昼食。

大船渡市では名産のサンマをラーメンに使ったサンマラーメンを押しているらしく、盛駅の近くの中華店では、サンマのすり身ラーメンが有りました。塩ラーメンにサンマのつみれをあんかけにして載せたもの。塩ちゃんこみたいな感じでしょうか。旨いです。ほかのお店では、かば焼きを乗せたり、スープを取ったり色々試みているようです。

JR盛駅に妙な看板が2体。HAYATEとKOMACHI。こんなキャラ、見たことないんですけど。東北支社だけのものなんでしょうかね。不明。
盛からは、三陸鉄道の南リアス線で釜石まで約1時間。昨日、混むよと聞いていたので、ついて直ぐに指定券を購入。レトロ風列車です。

三陸鉄道は、この4月に、不通区間が開通し、北リアス・南リアス共に全線開通しました。北リアス線は、昨年秋に乗りましたが、その時は一部代行バス。このゴールデンウィークは、まだあまちゃん効果も出てるんでしょうかね。

釜石駅に到着。釜石と言えば、ラグビーも強い新日鉄釜石です。ちょっと小雨。駅から出て周辺を歩くと、ホームにゆるキャラが出てきて、大漁旗も振られています。このゴールデンウィークから、SL銀河号が走っているそうで、そのお出迎えとのこと。

間もなくC58に引かれた銀河号が入選してきました。蒸気機関車を見るのって、かなり久しぶりです。

引かれている客車はよく見ると、キハ148とか書いてあります。ディーゼル車なんですね。客車これだけでも走れますね。

釜石駅前には、サンフィッシュ釜石っていう駅前橋上市場ってなのが有ります。地上から建ってるのに橋上とは不明。さらに、大井町の3階を彷彿とさせるネーミングです。

ホテルにチェックインしたら、雨がかなり強くなってきました。そんなに見どころも無いようなので、観光は明日にして、夜まで部屋でまったり。

ホテルの周りは、津波の被害で飲み屋さんも壊滅状態。更に、連休中ということもあり、灯りは寂しいです。そこで、駅向こうのはまゆり飲食店街の呑ん兵衛横丁へ。お客さんが多い鬼灯(ほおずき)に入ってみました。

マグロはしっとり、カキは蒸してありプリっぷり。そして、刺身でも行けるクジラの竜田揚げ。ニンニクが香る逸品。

あと、お通しが大根の酢漬けとか煮つけとか3品。結構出てきます。どれもおいしかったのですが、お勘定、ちょっと高いぞ。やられたか??
そして、その2階にオーセンティックなバーが有るのを教えてもらい移動。LINKという名前です。

LAPHROAIGのTENも500円。その他、ビールやカクテル類も500円均一なお店。先程とは大違いで、それもキャッシュオンで明朗会計です。
先程の鬼灯からの常連さんもやってきて、また、周りのお客さんとも盛り上がりながら、お酒が進みます。

ジントニックも一工夫でビター。そして、常連さんが強くお勧めなテキーラサンライズ。こちらのカクテルのフルーツは全てフレッシュな果物を使っています。500円でこのクオリティ。これは支持されるのがよくわかります。自宅近所にあったら、廃人になりそう。
さて零時。タクシーを呼んでもらったら、他の人に乗ってかれました。えー。再度呼び直し。雨も上がって、明日は最終日です。
2014/5/6(火)
遂に、ゴールデンウィーク、南リアスの旅も最終日です。今日は2時の電車まで、昨日出来なかった観光をしたいと思います。まずは、駅前に移動。駅には、SL銀河号が入線中。

昨日、釜石に来たのが、翌朝、花巻に帰っていくダイヤになっています。

駅横のシートプラザの釜石観光物産協会でレンタサイクルを借ります。1日500円で、なんと!電動アシストです。お安い。まずは、朝食でも。

釜石ラーメンはあっさりしてると言うことで、朝らー。サンフィッシュ内の駅前食堂に行ってみました。こちらは朝早くからやっています。釜石ラーメンの特徴は、縮れ細麺で琥珀色の醤油スープ。店によってアレンジが効きそう。多少甘めのスープで、優しさがあるラーメンでした。

それでは観光へ。電動アシストなので、坂道も楽々です。まずは、釜石大観音。港を出る岬にドーンとそびえています。
観音様の胎内には階段があって、七福神が祀られています。七福神様を拝みながら、くるくると階段をひたすら上ります。

高さ48.5mで海抜108m。煩悩からの救済と平和を祈念しているそうです。魚を抱いている所が展望所です。

釜石の港が一望に望めます。観音様の隣には舎利殿。

そして、近所に鉄の歴史館がありますので入ってみましょう。

釜石と言えば、新日鉄釜石。今は新日鉄住金釜石製鉄所。ラグビーが強いことでも有名ですが、日本で最初の近代製鉄所です。

館内には製鉄の歴史、鉄鉱石、ビデオスクリーンなどがあり、その歴史がわかりやすく説明されています。
ビデオを見つつ、一通り見学して、では街へ。港の対岸側、魚河岸の方へ向かうと、

市営ビルなどが、津波の高さがわかるほど傷んでいます。2階を超える高さまで津波が襲って、ガラスなどが割れたことがわかります。津波が凄かったことがわかります。
しかし、釜石の街、新日鉄関連の施設が大きな面積を占めてますね。それもドデカい物ばかり。

ここで最新の技術を使った製鉄、鉄鋼が作られているそうです。やはりでかい。

さて、釜石を出る時刻は14時過ぎ。そろそろ、昼食でも採っておかないと。でも、海鮮系のお店がサンフィッシュ2階に2店あるのですが、長蛇の列。
昨日のはまゆり飲食街呑ん兵衛横丁に向かっても、お寿司屋さん休みです。そこで、お昼もまさかの釜石ラーメンに。

東京ラーメンショーに復興を祈念して出店したこともあるお店こんとき。すっきりとした琥珀色のスープには節の香りが利き、きりっとしたスープとなっています。見た目はあまり変わりませんが、駅前食堂とは全く違った感覚です。

さて、この旅も終盤。14時15分の快速はまゆりで新花巻へ向かいます。4両のうち2両が指定ですが、ちゃんと取っておいて正解。満席でした。1時間40分ほどで、新花巻に到着。乗り換え客で渋滞する中、8分の接続ではやと。東京へ帰ります。

新幹線も満席です。
今回は、石巻から釜石までの南リアスを制覇。これにて、陸前、陸中、陸奥と三陸を制覇できました。まだまだ津波の被害が残っていて、復興には程遠い三陸ですが、若い力も帰ってきています。今後の成長に期待して、またの機会に、訪れたいと思います。