鶴岡へ。庄内映画村オープンセットと村上で鮭の遡上

2012/11/22(木)
11月連休は湯沢からの山形へ。10月に酒田まで行った際に、鶴岡の庄内映画村が気になっていたにもかかわらず行けなかった残念さ加減で、今回、鶴岡をメインに行ってみることにしました。
金土日の3連休なので、木曜の夜、仕事終わりでいつものように越後湯沢到着。

そして、夕食はハンバーガー専門店から居酒屋へ転身した曙へ。

以前もフライドチキンが美味しかったので、唐揚げを注文。味が沁みていてカラッと揚がって美味しいです。そして、もつ煮込み、串揚げとパクパク。

串は、牛と舞茸とベーコン・チーズ・トマト。ベーコン・チーズ・トマトは鉄板です。これ。
そして、旧魚み亭の前に行くと、看板は工事中ながら、店内に灯りが。覗いていると呼び込まれて、試食に参加です。いや試飲?

2012/11/23(金祝)
さて、翌日は新潟10:15発の快速きらきらうえつを予約していたので、9時には越後湯沢からの新幹線。そして、新潟で乗り換えなのですが、これまでのホームが閉鎖。1番線の先に8・9番線てのができてました。

そして2時間10分で鶴岡駅に到着。鶴岡は羽黒山、月山、湯殿山の出羽三山おひざもと。普段なら絶景が望めるのでしょうが、今日は雨時々曇りで、雲の中です。

予約してあったレンタカーで映画村オープンセットに向かいます。20㎞ほどの道のり。進んでいくと、道は細くなり、どんどん田舎になりで不安になりますが、だからこそ時代劇のセットが組める。そんな所にオープンセットはありました。

全長4㎞に及ぶセットの中は、電柱などもなく舗装もされていません。歩きで回ると、農村・漁村・宿場・大手門・山間集落・おば捨山などのエリアを一周するのに相当かかるでしょうね。村内巡回バスが2台走っています。
農村エリアの神社は、藤沢周平原作の「必至剣鳥刺し」などで使われたもの。藤沢周平は鶴岡出身であります。

次に、漁村エリア。貧しい漁村の雰囲気が出ています。その端に、香取慎吾の「座頭市」などで使われた大きな屋敷が建っています。

さて、雨で濡れながらも、バスで山間集落へ。水車小屋、山里の住居など、様々な映画で使われたセットが並んでいます。

山間集落の終点になると、そこは羽黒山と同じくらいの標高だそうで、もうすぐ雪に覆われるようです。あまり強くないセットなので保存は大変だそう。

山間集落から降りてくると宿場町です。「十三人の刺客」や低予算ドラマ「勇者ヨシヒコ」などでも馴染みの街並みです。

この日は冷たい雨の降る寒い日でしたが、昔はこの様な住まいでの暮らしだったと思うと、大変な暮らしが偲ばれます。映画撮影も大変ですね。

そして、大手門。この城門は山梨県北杜市から移設された「のぼうの城」で使われたものだそうです。その後も、この村でいろいろな撮影に使われているとのこと。

庄内映画村を後にし、途中の出羽三山神社の前まで。その参道には大鳥居が聳えています。
そして夜の部スタート。映画村からの帰りの際に、車でくるくると街を廻ってみたものの、イマイチ歓楽街ってのが無い。隣の酒田とかもネオン街的なものがあるけれど、鶴岡は、ポツリポツリと飲み屋さんがある感じ。

宿にチェックインして入ったのが、みなぐち。スタンド割烹をうたっているお店は、カウンターと座敷がいくつか。お刺身と秋田から山形の日本海沿いと言えば、鰰(ハタハタ)と言う事で、酒蒸しが美味しいらしく、そちらを。

淡白な身のハタハタは、魚醤しょっつるの原料として知られますが、90年代に禁漁に。乱獲がたたり、漁獲が激減していたのを3年ほど禁漁することで、改善を図ったとの話もマスターから聞けました。

次に、本町へとふらふら向かいますが、銀座商店街も既に閉まっていて、いくつかの飲食店などがやっている感じです。なんと、8時で通りの電気も消えてしまいました。その一筋違いの通りにも若干のネオンがありますが、全体的に、歓楽街と言う感じが無いのです。

その中で見つけたのが、紫。紫の看板でちょっと怪しいですが、カウンター中心のショットバー。入ってみると、数多くの洋酒が並び、大量のメニュー表を渡されます。

店頭に並んでいるだけでなく、蔵からも出してくるとのことで、日本酒も、地酒のみならず多数置いています。

そうなると、地酒をいただこうかなと。せっかくですから。和田来や大山など、地元ならではのお酒ラインナップ。

さて、ホテルに戻る前に、あと一杯。銀座商店街での数少ないやってるお店GOOD LUCK CAFE。こちらは、お食事も豊富ですが、お酒のみちびりちびりと。最後は洋酒で。ラフロイグなど。

2012年11月24日(土)
今日も朝からどんより雲。レンタサイクルが乗り捨てできないそうなので、ちょっと不便。ちらほら雨が降ったり止んだりする中、本町の天花食堂へ。

昔ながらの食堂で、朝10時からやってます。で、朝らー。シンプルであっさりな醤油ラーメンですが、和な風味が酒で疲れた胃にやさしいのです。

その後は、鶴岡の街をうろうろ。鶴岡城址付近には、藩校の致道館や古くは図書館などでもあった大寶館、藤沢周平記念館、庄内神社などが集まっています。


そして、そろそろ村上にでも向かおうかなと調べたら、11:05の特急いなほの次が、13:49の村上行普通まで無い。そして今は12時前。これはしまった。

駅付近をうろうろするも、時間の潰せそうなお店も少ない。おまんじゅうやさんで、おまーんなんていうのを見つけたものの、意味は無し。まあ、それでも時間を潰し、駅へ。
改札を抜けると見慣れた顔が。大井町の友人。昨夜、鶴岡に入って、今日は観光だったとのこと。JRの本数が少ないので鉢合せになってしまいました。村上まで同行。
JRの各駅に揺られること1時間40分。終点の村上に到着。彼らはそのまま宿を探しに。私は自転車を借りて、4時半閉館のイヨボヤ会館に急ぎます。

今の時期、村上の三面川にはたくさんの鮭が遡上し、産卵を行います。以前、9月にもイヨボヤ会館には来ましたが、江戸時代に作られた鮭の産卵施設、三面川の支流で種川の水中が見られるのです。

うまくペアになれた鮭は、ここで産卵し、孵化し、そして大海を巡ってここに帰ってくる。その確率は1000分の1ほどとのこと。奇跡です。

残念ながら、産卵シーンは見ることが出来ませんでしたが、鮭がいっぱい集まっている姿を観察することができました。

鮭を見たら、やっぱり食べたいなと。時間も中途半端な5時前。やっているお店も少ないので、駅前の旅館石田屋さんへ。昨年もお邪魔しましたが、今年は鮭の時期に来ることができ、はらこ(いくら)、塩引き鮭焼を。プッチプチの固くもあるイクラと塩の利いた鮭をつまみ一杯。自然の恵みであります。

村上からはきらきらうえつで新潟へ。新潟では新幹線への乗り換え時間の間に、ちょいと古町へ。

食事はいいので、美味しいお酒を。simpleさんで、にごりざけのどぶ。こちらは味わい濃厚なのに日本酒度+15の辛口。もう一杯はこちらも辛口の石鎚。すっきり辛口でした。そして、モスコミュールで〆。佐賀県から直送のジンジャエールで作る一杯は最高です。

あとちょっと1時間ばかし。simpleの向かいのカマラードさんへ。こちらでは、また洋酒。クラークとBLACKADDERのGLEN ELGIN。シングルモルトをサクサクッと。ホントは落ち着いて飲まないといけませんね。

新潟を後にし越後湯沢着。いつものSWING BAR、風の谷を廻って本日終了。

2012/11/25(日)
連休最終日は快晴。やっと晴れました。かぐらに行こうか考えましたが、混み込みで下山2時間とか。スキーは落ち着いてからにします。

雪が降る前の準備をやっておきましょう。その前に、腹ごしらえ。神立のラーメン屋さん定蔵へ。こちらも雪が降ると、自転車とかではこれ無いですからね。

味噌ラーメンの餃子セット。辛さ一辛。はじめ、この辛みを入れ忘れだったのですが、ちょいとピリ辛。幾種類かの唐辛子をブレンドした辛みを入れると、辛さも一際なのですが、汗が出るわ出るわ。ここの1辛はココイチの4-5辛はあるでしょうか。でも味噌の旨みと絡み合って美味しいです。
さて、今回は先日購入した新板が到着。ARMADA TST 165cmにSALOMONを装着。12月に入ってからになると思いますが、これで滑るのが楽しみです。

夜は、しんばしで新蕎麦をいただいて〆。来週は、大阪・京都でダイビングショップの忘年会予定です。