MXテレビ、YouTubeで番組配信中
世界中のコンテンツ屋を震撼させているYouTubeですが、そのすごさは素直に認めちゃいます。
しかし、napsterなど、ファイル共有サイトの運命というか、コンテンツ製作者や権利者からの攻撃は付き物です。
先日も、亀田父にやくみつるがTV番組内で噛み付いた同録が掲載され、50万とかすごいビューをたたいたことが話題となった。その映像もすでに削除されているようですが、TV局やタレント事務所などは、youtubeを監視し、権利侵害として削除を要請している。ま、その要請にはyoutubeも素直に削除作業をしている模様ですが、そうしても、あまたいる視聴者によってまたアップロードされてしまう現象が日常化しています。NHKの「しょうこおねいさんのスプー」削除騒動もいたちごっこの状態で、削除してもすぐアップされて、今もなお掲載されている始末です。よほど、マニアが気に入ったのか。
ITmedia http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0608/24/news089.htmlによると、その状況を逆手に取った投じたテレビ局が現れました。東京メトロポリタンテレビ(MXTV)です。その昔、「テレバイダー」で破天荒な番組作りをし、リアルタイムネット中継もやっていた、日本で最後に現れたUHF独立局です。今回のyoutube配信も全国ネットに縛られ身動きが取れないキー局にはできない発想で、番組をプロモーションしようという考えです。普通、自社のサイトで配信して、広告モデルなどを考えるのが筋なのでしょうが、それにはインフラ整備も必要。テレビ東京の社長もネット配信は儲からないとこぼすほど、経営者から取ると、手間と金ばかりかかる、視聴者サービスでしかないネット配信。逆手で勝負。
ネットでの出演者や音楽使用については未解決な問題が多く、まだまだこの先難しい問題が並ぶでしょうが、MXTVの試みについては評価できると思います。
「日本のテレビ局がYouTubeで番組配信、その狙いは」 by waskaz blognews
これに、視聴者コミュニティが広がればさらに面白い番組つくりが可能かもしれませんね。(消費者と生産者の境目が無くなってきている)