2015/8/11-16
2015お盆は与那国ダイブ ジンベエ登場
2015年、今年のお盆は与那国。
ここ3年波照間が続いていましたが、今年は4年半振りで与那国ダイビング。
なんと超大物が眼前に登場というサプライズ付き。


 

 2015/8/11(火)

8月7日にゆうパックで出した荷物が、今日現在未配達のまま。昨日までに郵便局に問い合わせるも、台風13号の影響とお盆による荷物集中で、那覇から動いていない模様。おそらく今日、配達できるだろうとの八重山郵便局の言葉を信じて、会社を午後半休で出ました。

会社の前のアンダース東京のリムジン乗り場から、いい時間のバスが有ったので、今日は楽ちんです。1日2本。乗ると、各席には電源が付いているので安心です。

羽田着。北海道の物産フェアの所でPepperくんを発見。一緒に記念撮影したり、子供たちに囲まれています。すると、あれこれ言われ過ぎたのか、首をなだれるPepperくん。すると「問題が生じました。再起動してください」をリピートしだしました。安藤ロイドみたいに、自分ではリブートできないんですね。おにぎり味噌汁セットでお昼。

2時間半で新石垣空港到着。ようやく荷物配送完了の連絡。ほっと一息。バスで市内に移動します。

ホテルチェックインして、夜の部スタート。シャワーしたり明日の準備したりしてるうちに20時半。おーりとーり(いらっしゃいませ)。

宿で借りた自転車で向かったのは、以前E木先輩がアップしていたマグロ居酒屋のひとし。まずは、今日のお勧め本鮪の赤身刺身。身がしっとりしていい脂が乗っています。これは旨い。グラスは玉の露ですが、請福の古酒を1合で。そして、島で養殖している車エビの塩焼き。ぷりっぷり。

カウンターの隣近所の方々とゆんたく状態。私が注文したネギまみれカツオ。カツオのたたきの上に大量の万能ネギとタマネギ。そしてニンニクチップ。これは旨い。どうもこれでヤマだったらしく、皆さんにおすそ分け。お返しもいただいちゃいました。

〆のお寿司は、中トロと石垣牛の炙り。やはり鮪の旨い店。素晴らしい。そして、石垣牛もイイ炙り具合でとろっとろ。今夜は、人の入替りでうまく入店できましたが、その後も待ち状態。ラッキー。また次回も来たいと思います。

その後の2軒目は、イキツケのElephant Caffe。マスターとママに1年振りのご挨拶。カウンターはお隣さんがカップルで、一緒にわいわいゆんたく状態に。明日は西表島を回るそうです。島フルーツの盛り合わせで、泡盛シークヮーサーハイボール。さっぱりと於茂登を割ってもらいました。明日は朝から与那国へ。0時に終了。

 

 2015/8/12(水)

朝、早めに起きて離島ターミナルまでキャスターバッグを引っ張って歩いて、空港行きのバスに乗ります。今年6月下旬から、途中ノンストップのカリー観光が参入。東交通はいろいろ止まるので、同じ価格で便利になりました。おおよそ30分に1本運行。

石垣から30分ほどのフライトで与那国空港に着陸。タラップを降りて、小さいターミナルビルまでてくてく歩きます。

荷物を取り出して、与那国ダイビングサービス(YDS)のお出迎えを受けまして、宿&サービスのある久部良まで移動。ダイビングの手続きと昼食。今日はマグロ丼。

与那国島1本目は、光の宮殿。島の南側のポイントで、光が穴に降り注ぐ地形のポイントです。台風13号のおかげで、水中がかき回され、驚異的な透明度。中層では、50m先も見えるくらいにクリアーです。

洞窟の中には、広いホールが有って、その出口の青い光が幻想的な光景をもたらします。

宮殿から出て、左を向くとウミガメ登場。ちょっと遠いですが、のそのそ動いています。

上に上がると、そこにもウミガメ。先ほどのが上がってきたのでしょうか、それとも別の個体ですか?よく分りませんが亀です。

港に戻って来まして、ちょっと休憩。YDS・よしまる荘は皆とのそばにあるので、1ダイブ毎に陸に上がるスタイルが基本。それが非常にらくちんなのです。

そして、2本目は赤土。こちらも島の南側のポイントで、先ほどよりも西崎側で、冬場だとハンマーとか大物が出現するポイント。バラクーダーの群れが見られるといいねって言いながらエントリー。

中層をひたすら20分ほど泳ぎますが何も出ません。

一番後ろにいた私ですが、しんがりを務め梵天を引くユカちゃんの方を見ると、黒い影。あ、ジンベエ。

どんどんこちらに来ます。後で6m位って話になりましたが、やはりデカい。人生初ジンベエザメ。それも餌付けされてたりしない完全「野生」です。前回で詳しく書いちゃったので、そちらもご参照ください。

夜のログ付けはジンベエ、ジンベエ、ジンベエ。YDSでも今年2回目と言うことで貴重品。いち早くビデオを編集したのを見たり、各ゲストの写真を観ながら大盛り上がり。

そして、最近できた居酒屋まるてぃに移動。現在、非常勤のガイドのぞみさんが働いているお店です。

軽くつまみながら泡盛シークヮーサーハイボール。与那国を割ってもらいました。閉店時間の23時まで賑やかに盛り上がりました。ジンベエは役者ですねえ。カメが出ようと、ロウニンアジが出ようと話題はジンベエ。これで運を使い果たしたかもしれませんね。宿に戻ってばたんきゅー。

 

 2015/8/13(水)

朝は早い。7時半に朝食のところ、1時間の遅刻。でも今日は10時出港なんで余裕たっぷりなんですけどね。

1本目は久部良バリ。流れないでのんびりとか言ってたら、最初、流れが多少あります。カジキの角が多数落ちていたんで、それを拾って杖代わり。

でも全体的にはまったりムード。

ドロップの壁に珍しいブルーフェイスが居るとの情報でしたが、撮った写真を拡大してやっとこれかな?というレベル。

真っ青な与那国ブルーを満喫しました。

1本目終ってしばし休憩。うとうと。お昼は島唐辛子のミートソーススパゲッティ。食べたら2本目はダンヌ浜。

魚影の濃いポイントで、クマノミ、ウメイロモドキ、キンチャクダイ、シャコ貝などなど。

流れも無くのーんびり潜った2本目でした。

3本目。夏の間は風や海流が悪く行くことが出来ないことも多い海底遺跡です。私も、過去3回来てはいますが、流れがあったりして、のんびりはなかなかできていません。

エントリーして、流れナシ。まずは城門へ。

穴をすり抜けて出たら、大きな岩が2枚並ぶ二枚岩。ここで記念撮影してもらいました。先日の台風で大きな石がごろごろしていたり、ここにも台風の影響が出ています。

メインテラスへ。流れも無く、メインテラスに座ることもできました。さらに上昇して、水路と亀岩へ向かいます。

水路を潜り進むと、広い円形の穴に着きます。拝所です。丸い壁に十字の切れ込みが入っています。
水路をもう一度戻って、亀岩。上から見ると☆や亀の形に見えるテーブル状のオブジェ。流れも無いので、ゲスト全員で記念撮影。

ダイビング雑誌とかで載っている遺跡での記念撮影が叶いました。エキジットして、オーナーのハチローさんが、立神岩まで観光で回ってくれました。

このアングルからは、なかなか見られませんから。

夕食を食べた頃から何か調子悪く、飲みに行きましょうかのお誘いを断ってしまいました。なんか頭が痛いというか、調子が悪い。
23時過ぎ。ガタガタとしたら、震度3の揺れ。台湾東を震源とするM6の地震でした。きゅーっと睡眠。なんか調子悪いし。

 

 2015/8/14(金)

昨夜の震度3の地震では、特に被害はなさそうな与那国。でも、昨夜頭痛などで調子が悪かったのが、足に出てしまいました。フジロックと同じく、右足親指の付け根が炎症。痛風発症です。まだ、それほど痛くはないのですが、最終日ということもあり、多少無理してダイビングへ。

1本目は、島の北のポイント「ダンヌドロップ」です。ダンヌ浜の沖合で、ストンと落ちているポイント。-40mくらいの所に色々いるとの情報で、ぐいぐい潜行していきます。

-20m、そして-30mと沈んで、-44mの地点へ。なんだったかハゼだかいるそうなのですが、ハウジング無しで持って行っているNikon AW130が-35mくらいになるとシャッターが連続して切れない状態に。さらに、液晶ディスプレイはぺこーんと凹み、外装が中の液晶面にべったり引っ付く状態になっています。

この写真の付近で-44mほど。GoProもハウジングがぺっこり凹んで、ハウジング裏ぶたが本体に引っ付いているのがわかります。そしてAW130は、筐体が歪まくったのか、メモリ異常を表示。もはや電源は入るが撮影できない状況。水深表示も35m辺りで止まってしまっています。-30m防水のAW130ですが、-44mはやり過ぎですね。

-38m位まで浮上すると、ようやくシャッタが落ちるようになりますが、毎回電源を落とさないと、次のシャッターが切れません。この現象は-35m付近で正常に戻りました。結果、水没することなく、-44mまでは持って行けましたが、-40mになると役に立たない感じですね。人柱報告できました。

かなりの深度を潜ったので、お昼過ぎの13時まで3時間近く休憩。

痛風が徐々に悪化して来てるのですが、近所を徘徊。ちょっと部屋でうとうととしてるうちに時間が到来。

港に出て、昼からは2本目、3本目連続で出港です。向かうは島の東側。2本目は光の神殿。ここは与那国ダイビングサービスオリジナルのポイントです。

潜行して程なくして光の神殿に到着。上からの光がひらひらと降り注ぐポイントで、昼の真上からの太陽がまっすぐに落ちてきます。

二つ目の穴へ。こちらも神秘な洞窟。

そして、水路へ出ると、ギンガメアジの群れが、ゆっくりと泳いでいます。ここで突進とかすると、足が速いので即逃げられてしまいます。静かに見学。

ギンガメも去っていったので、流れに抵抗しながら、岩をつかんでドロップを登っていきます。

そこにウミガメ登場。のんびりしてますね。

安全停止後、エキジット。次のポイントまで移動。ホントは、東崎付近の風車に潜るつもりが、流れが速すぎるということで、六畳ビーチへ。

流れもなく、白砂のビーチに根が点在する慶良間のようなポイント。砂地には、カレイやヒラメもいたりします。

でも、台風が持ってきたごみが溜まってしまって、至る所にペットボトルとか網とか堆積してしまっています。残念。

この輪を吹くの、全然うまくできないんですよね。難しい。

クマノミ、ウミウシもちゃんといます。

今回の与那国ダイビングはこれにて予定終了。なんと言ってもジンベエザメが見られた最高のダイビングになりました。また、海底遺跡も光の宮殿も、光の神殿にも行くことができるコンディション。透明度も40m超という抜けまくった海は青くて最高。

夕ご飯を食べた後、食堂でログ付け&飲み会。そうしていると土砂降りの雨。最終日、ちょいと飲みに出ようと思っていたのですが、様子を見ていると21時。再び食堂に行くと、オーナーのハチローさんらも飲んでます。一緒になって飲んでいたら、雨も収まり、海響(いすん)へ。もうラストオーダー終わっているところ、無理に酒だけ2杯。
最近、あまり製造していない舞富名とどなんの古酒。楽しい話と、おいしいお酒。

宿までの帰り。フェリー与那国が泊まる港を見ていると向こうに大きな流れ星。ペルセウス座の流星群でした。

 

 2015/8/15(土)

今日で与那国ともサヨナラ。昼過ぎの便なので、それまで原付を借りて島内観光へ。まあ、与那国も4回目なので、毎回同じようなところなわけですが、まずは、日本最西端の碑。

昨日は道を移動させられていた与那国馬も、公園につなげられて、お客さん待ち。西崎(いりざき)の坂を登って、西崎灯台に到着。ここが、日本で一番西の果てです。

ここから台湾までは111㎞。石垣から117km。今日も台湾を見ることはできませんが、大きな山が海の向こうに横たわって見えるそうです。なお、見えるとその後、天気が荒れると言われ、先日の台風13号の前にも台湾が望めたそうです。

そこから島の南の道を東へ行きます。道の両側には、馬などが放牧されていて、南牧場というのですが、現在、自衛隊の基地が建設中で、その半分くらいを占有するようです。大きなクレーンが立ち並び、日本の南西の要となるのでしょうか。今日は、敗戦の日。尖閣諸島魚釣島など、中国とのせめぎあいのこの付近ですが、平和維持は大変だなとも思います。

放牧の馬も暑そうです。そのまま比川浜へ向かいます。与那国と言えば、Dr.コトー診療所のロケ地で有名ですが、その志木那島診療所があります。

前は、見学って周りから見るのみでしたが、今は、維持費用捻出のためにも管理人さんがいて開館しているようです。

着いたときは、まだ閉まっていたのですが、管理人さんが子供連れで登場。300円払って入館です。

診察室や病室、事務所、待合室など、ドラマそのままの姿でセットが残されています。先日の台風13号が南海上を抜けたため、風速70m近い風が吹いて横の納屋が吹っ飛んだそうです。

窓を開けると、いい風が通りますが、結構本日蒸し暑い。

今日のお昼はユキさんち。開店が11時でちょいとあるので、近所の久部良バリへ。断層でできた岩と岩の裂け目です。ここは、琉球王朝時代に、人頭税がかけられていたことから、人の数を増やさないために、妊婦に裂け目を飛ばして、落ちて命を落とすとか、流産するとかということが行われたと伝えられている場所。

そうしているうちに、11時過ぎ。ユキさんちがオープン。日本最西端のカレーショップです。今日のランチはパインとゴボウのカレー。

辛さは島唐辛子のペッパーソース(タバスコ風)で調節。爽やかで辛さ引き立つカレーです。店内は冷房もないので、扇風機のみ。汗も吹き出しますが、旨い。食後の飲み物はパインのスムージー風。さっぱりとさせていただきました。

そろそろ与那国を後にする時間になりました。空港まで送ってもらいます。足を見ると痛風の発作で腫れまくり。かなり痛い。

石垣までは30分ほど。濃いブルーの海がまだ恋しいです。与那国で荷物を預ける際に1,400円も取られがっくり。機材箱16kg、キャリーバッグ11㎏で7㎏のオーバー。キャリーバッグはRACの小さな飛行機だと持ち込めないサイズらしく。機材はゆうぱっくで送っても変わらなかったなあ。

鳩間島、小浜島などの上を飛んで新石垣空港到着。レンタカーを借りて、まず向かったのが医者。病院が観光1件目になるとは。トホホ。痛み止めのボルタレンと湿布を処方されて、観光へ。

毎回来てるところではありますが、川平湾へ。足も痛いのであまり歩かず。でも、夕方の川平は初めてです。光の当たり方が夕方ですね。痛風も癒されます。(笑)

行きと同じホテルにチェックインして、借りた自転車で夜の店探し。今回はジンベエも見ることができたし、記念に今日は是非とも石垣牛のステーキが食べたいと思って、Elephant Caffeの上のパポイヤへ行きますが、今日は満席でダメとのこと。ふらふらしていると、ホテルミヤヒラの裏にステーキ店が有ったのでそこへ。

ミヤヒラ内のステーキハウスで、月桃庵と言うお店。テッパンがどーんとあって、そこで丁寧に焼かれていきます。まずはビール。まもなくラストオーダーと言う事で空いていましたが、値段もリーズナブルで、ヒレ200gのセットと、生、オリオン中瓶で1万円弱。

石垣牛は赤身が旨い。ヒレステーキだとその特徴がいかんなく発揮されます。柔らかいですが繊維も細かく、仕事も丁寧なので、肉汁も余すことなくいただくことができます。これはかなり美味しいレベル。ご馳走様でした。

そして、Elephant Caffeにジンベエ自慢に行きます。今夜もカウンターでワイワイやりながらシークヮーサー泡盛ハイボール。爽やか。ジンベエ、海底遺跡、自衛隊基地など話も多岐に渡り談笑。

すると22時半過ぎに電話。ホテルからです。なにやら11時までに自転車を返してほしいとの事。後ろ髪引かれながら、11時前に退店。また来年かなあ。残念。

 

 2015/8/16(日)

昨日、早く寝たこともあり、6時過ぎに起床。クラスJ空席待ちを入れに、空港へ早めに向かいます。空席待ち1番目。そして、朝ご飯に向いましょう。まず、白保のお店に行ったのですが、今日はランチからの営業。振られました。そこで、市街地の登野城まで戻って、のりば食堂へ。

朝からやっている八重山そばなどの定食屋さん。八重山そばの小と硬ジューシーを注文。硬ジューシーとは、雑炊系の軟ジューシーに対し、炊き込みご飯を硬ジューシーと言うそうです。

紅ショウガでなく、おろし生姜が特徴でしょうか。また、麺にはウコンが練りこまれているそうです。ワシワシ食べる硬めのコシがしっかりした麺で出汁も良く出てこれは美味しかったです。

お盆の混雑の新石垣空港。機材箱を預け、キャリーバックは持ち込みます。チェックインカウンターでのぞみさん。石垣島に来ていたそうです。

クラスJに無事変更できて、石垣ともさようなら。ジンベエジェットが見送ってくれました。

石垣空港から4時間ほどで自宅に到着。八重山。また来年!!


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