2012夏休み 5年振りの石垣島ダイブと波照間

お盆休みになりました。うちの会社は、11日から15日が夏季休暇で、それを利用しての八重山ダイビングです。


8月10日(金)
例によりまして仕事を早く切り上げ、16時便で羽田から那覇へ。マイルを使っての空路なので、2か月+15日前からの争奪戦。常々人気路線ですが、マイルとなるとさらに激化します。
往路は普通席しか取れていなかったので、羽田でクラスJへのキャンセル待ち。予約満席の状況なのに、するするっと席が変更できてしまいました。マイルだと2000マイルも取られるのに、現金だと1000円。マイルでJを取ると割高感があります。
搭乗客1名待ち20分遅れで出発。



さて、那覇に到着。不発弾持ち込み禁止の張り紙を見ながら空港から安里へ。栄町市場の餃子屋さん便利屋。今日も、自分のお店の前から、近隣へ店を拡げています。



肉肉しい餃子は、ニンニクも利いていて美味。今夜は、ウチナンチューが多く、お客さんの待ち行列は有りませんでしたが、お盆の観光シーズンには、行列必死のお店です。



今晩頼んだのは、焼餃子、たたき牛蒡と帆立の梅しそ和え、安里山の竹の子の刺身。竹の子の刺身があるなんて。京都人。そりゃ頼むでしょう。



辛し味噌にマヨネーズが乗っているタレ、または醤油でいただいても美味しいのです。ぷはーとやって、ホテルにチェックインして、いつものSummer Snowへ。餃子1人前おみやげです。



私以外のお客さんも引けて、お店で開けて食べた秀さん。そしたら常連さん来店。店内べんり屋臭が。



8月11日(土)
朝イチ7時20分の便で、那覇空港から石垣へ。空路は約1時間の旅です。空港からは港へ直行。すでに送っていた機材はセットアップ済みです。



そして、石垣港から出発です。
今日は、比較的近所。竹富島との間、周辺のセンターリーフ。ここのサンゴの発達が素晴らしい。



サンゴが発達したポイントは、魚影も濃い。様々な魚たちが生息して、我々にも楽しませてくれます。



こんなに大きなテーブルサンゴもいたる所にありまして、この辺り、オニヒトデの難を逃れたのかなと思います。





2本目もその近所の竹富港の沖合、ハーバーサイド。こちらも枝サンゴとか素晴らしい生育状況です。



お昼ご飯はジューシーとソーキそば。温まって美味しいです。さて、多少船を走らせ、3本目は竹富の北側の浜島東です。大きな根の割れ目に、キンメモドキの大群。こりゃ大量です。



さらに進んでいくと、カスミチョウチョウウオの根が。こちらも大量。台風の後で、まだ吹き上がりがあり、透明度が15m程度と高くなかったものの、八重山のサンゴを満喫できました。



夜は、石垣と言えば石垣牛と言う事で、宿の近所の金牛へ。石垣牛のリブロースステーキ。こちらは自家農園での飼育。しぐれ煮やハンバーグも美味。ハンバーグは野菜を敷いた上に、てりやき風のソースがかかり美味しい。





そして、いつものElephant Cafe。以前お伺いしたのは2010年の年末。しばらく経ってしまったごあいさつに話が進むのでした。





8月12日(日)
今日も石垣港からの出航です。まずは、半島を回り込み崎枝。地形ポイントです。割れ目や洞窟など、縦横に走っていて飽きさせません。





そして、2本目はマンタスクランブル。通称マンスク。石垣でのダイビングで、マンタを見たい時に欠かせないポイントです。前回の石垣の時には、これも台風の直後だったので、マンタの更新を見ることが出来ましたが、今回も台風あと。どうでしょうね。



そして、マンタ登場。1体でしたが、コバンザメを引っ付けてひらひら泳いでいます。



人気のマンスクは、泊まっている船も多く、モーター音とかマンタからすると嫌なんでしょうけど、地形が複雑なせいか、水流で体を洗いに来るようです。



しばらく息を飲むマンタタイム。息しないと死んでしまいますけど。昨日はかなり出たらしいとの他船からの情報ですが、今日は見れただけでも良かったかもしれません。





3本目はさらに北上し米原。滋賀県はまいばらと読みますが、こちらはよねはらです。



磯が途切れて、白砂のビーチが広がります。なぜだか、ポツンと竹が生えてます。というか、沈められている漁礁。見る限り、イマイチ役に立ってないような。ハタタテとかうろうろしてますが。



所々の根には魚が集まり、賑やかです。



磯の方に戻ると、複雑な地形が待っています。また、ハゼとエビの共生とか興味深いものがあります。藻を穴の蕎麦においてやると、エビがハゼを退けて取りに来ます。ハゼが邪魔らしい。



これにて、石垣2日間のダイビングは終了。マンタ見れて満足でした。



さて、昨夜、時間が遅くなって下せなかった現金。24時間やってるATMもないこの島では、現金が無くなると何もできなくなってしまします。特に明日からの波照間なんかは。銀行へ行くも、都銀とは時間終了。郵便局でやっと現金をゲット。
その足で、夕ご飯と言う事で、RのE木先輩おすすめのすし太郎へ。あと15分遅かったら、満席で断られるところでした。さすが人気店。



ビールをぷはーとやりながら、刺し盛や海ブドウなど。地物でマグロ、カジキ、タコなどなど豪華です。



そして、請福・於茂登など島酒やりつつ、寿司にも。石垣牛炙り、タカセ貝、イラブチャー。どれも新鮮なネタ揃い。



さて、昨夜のElephant Cafeも20時オープンで、多少時間があるなと言う事で、前回から気になっていた石垣キッズへ。



石垣牛ハンバーグとかコロッケとか気になるもの揃い。基本、定食屋さんですが、一品で飲むこともできます。で、石垣地ビールとコロッケ、牛スジポンで一杯。固めの衣をサクッてやると、ほくほくのジャガイモ・ミンチから湯気。スジも石垣牛の旨みたっぷりです。



さて、Elephantと思ったものの、泡盛ゼリー屋さんのゼリータワーが気になって入ってみると、店頭でゆんたく状態。ゼリーもいただいますが、ビールなんかも置いていて、なんか飲んでいます。


常連さん?と話をしながら小一時間。そして、ファイルの転送をしておこうとホテルに戻ったのが失敗。そのまま没。気が付いたら午前2時。あー。終わってしまった〜。Elephant Cafeのマスター、ママすんません。

二日間の石垣ダイブを終え、13日朝1便にて波照間ダイビングに向かいます。


8月13日(月)
今日からの2泊3日は日本最南端の波照間島。有人島で日本の一番南になります。波照間へは石垣離島ターミナルから約1時間の高速艇での旅です。



離島ターミナルに宿から重い機材を転がしながら到着すると、満杯の人。とりわけ波照間便の人が列をなしています。そして、7時20分初の乗船口は長蛇の列。3隻出すことになったようで、私はのんびりと3隻目に乗船。でも15分は遅れてしまいましたが。



波照間航路は、竹富の南側から西表を抜け、外洋に出て行きます。そこからは波も結構あるので、船がトビウオのように飛んだり跳ねたり。パソコンのキーボードも簡単に打つことはできません。
そして、ぺーぬ島波照間に到着。今日は波も静か目で、それほどハードな航路ではありませんでしたが、気分が悪くなった人は結構いたようです。



宿とダイビングのいしの荘さんが、港までお出迎え。宿で準備後、再度港へ。



1本目は港から東へ行ったところのイナマ。3年ぶりの白砂と波照間ブルーがグラデーションする世界を満喫です。



波照間の海は、この海の青さが特にすばらしく、白砂のビーチとのコントラストに魅了されます。また、サンゴの生育も素晴らしく、一面にエダサンゴ、テーブルサンゴ、ソフトコーラルなど様々なサンゴを見ることが出来ます。



また、そこには様々なトロピカルな魚たちが集まります。



2本目はイリコッチ。波照間を代表する美しいビーチのニシ浜の東沖。



白砂のビーチに、ニョロニョロが。ガーデンイールです。近くによるとすーっと引っ込んでしまいますが、しばらくすると、またニョロニョロしてます。



そして3本目はニシ浜沖。ここもサンゴの発達が素晴らしく、風光明媚です。根という根はテーブルサンゴやエダサンゴでいっぱい。



また、この近くをカメがうろうろしていることが多いってことで探しましたが見つからず。でも、船に戻ると、上からはカメが見れたとのこと。残念。



しかし、根にはキンメモドキの玉。さらに、岩の下にはカレイ。休んでるんでしょうか、全然動きません。モンダルマガレイです。



さて、宿に戻るといい知らせが。幻の泡盛「泡波」が手に入るとのこと。ラッキーです!



夜は、夕食を挟んでゆんたくです。当日、潜ったみんなでワイワイガヤガヤ。そんな今夜はペルセウス座の流星群が最大化する夜。さらに、月も朝まで登らないという状況の良さ。



真っ黒な写真は、近くのコート盛まで行って、星空モードで撮影したものですが、コンパクトデジカメでは夏の大三角くらいしか映らないですね。



8月14日(火)
夜が明けて、話題は台風13号。日本のはるか南、フィリピン沖にいるのですが、台湾の南に向かって移動してくるとの予報。天気には台風の影響はほぼないのですが、波が高くなる可能性があるとのこと。明日の高速艇が動かないと、飛行機に乗れなかったりするので、そりゃ問題だと。
宿の勧めもあり、皆さん宿泊を切り上げて、今日の便で帰ることに。



ということで、午前2本で今回のダイビングは終了です。



1本目はカスミの根。その名の通り、カスミチョウチョウウオが根にいっぱい住み着いています。



今日も、海の中は穏やか。これが波高になるとは思えませんが。





そして、2本目はカメってポイント。昨日のニシ浜沖と同様、カメが良く出没するという、ニシ浜の沖です。



とは言え、なかなか出てくれません。白砂の中に、デカイシャコ貝。これはかなりでかいですよ。



そして、終盤、やっと出てくれました。でもちょっと遠かった。残念。



これにて、今回の波照間は終了。台風と言っても、まだまだ遠く、波の心配だけなので、石垣へ昼過ぎの14:20便でもどり、石垣で一泊することに。泡波もゲットできたし、もう一泊したかったけど、帰れないことも予想されるので仕方ないですね。

夜は、石垣ナイトです。鉄板焼きの「ついてる」に入ってみました。石垣牛のもも肉BBQと、たたきなどを。やっぱり石垣牛はいいです。



さて、今夜はちゃんとElephant Cafeへ。島から追い出された話をしていると、カウンターの方も。その方、どこかで見たような。話を聞いてみると、那覇のSUMMER SNOWでお会いしてたかと。奇遇なものです。



そして、2週間滞在中の女性も来店。一昨日、銀行が提携時間外でお金が無くて困ってた人。今日はもう下せたらしいですが、せっかくなので一杯ご馳走させていただき、みなでワイワイと夜は更けていきます。
Elephant Cafeで、最近のラーメンという話題になり、なにやら京都人がやってるBARで、濃厚なのを出してるとの情報。てくてくと歩いて、着いたのがBAR&ラーメン花火。



濃厚豚骨鶏がらスープ。無鉄砲にも通じる感じです。深夜3時前。これ以上飲むのもキツイので、ラーメンだけを美味しくいただきました。石垣でこんなコッテリが食べられるなんて。びっくりでした。



8月15日(水)
今日は終戦記念日。沖縄はこの日から米国占領が始まったわけです。まあ、そういうこともありますが、八重山最終日、レンタカーで石垣周りをすることにしました。
レンタカー屋さんも書き入れ時で、1台空くのが11時。車を借りて、川平湾辺りへまずはドライブ。
で、その途中。泡盛の請福の漢那蒸留所へ。以前も来たことがありますが、甕から量り売りで古式製法の泡盛が買えます。前回、与那国に忘れてきてしまい、残念なことをしてしまってました。今回はリベンジ。



川平湾付近で気になったのが、KABIRA CAFE。長命草のジェノベーゼパスタが人気とのこと。



川平湾を眺められるCafeで、引き潮中の湾内が非常に美しい。そんなところでお食事です。



長命草は、沖縄に多く見られる薬草で、バジルの爽やかさとプラスして美味しいジェノベーゼでございました。

今日は、本当にいい天気です。川平湾を見渡す展望台から、絶景が拝めました。



車は一路、北部へ玉取崎展望台へ。北部のはんな岳を望みます。これまた説明のいらない絶景。





展望台に向かう途中に、石垣牛しちゅうという看板。あまりに気になったので、入ってしまいました。はんなとーら。



石垣牛のスネ肉、ゆし豆腐、ジャガイモ、ニンジン、オクラ。濃厚なデミグラスソースが素晴らしい。暑い中ですが、このシチューはありですね。美味しかったです。お腹いっぱい。

そろそろ、帰りの飛行機が気になる頃。新石垣空港の横を通って、市内へ戻ります。新石垣空港の工事現場を見れる展望台があり、ちょっと寄ってみました。



まだ、建物とか建設中で、来年3月のオープンに間に合うんでしょうかね。これが出来ると、ちゃんとしたジェット対応空港になるのですが、市内や離島ターミナルから遠くなるので、ちょっと不便かもです。

郵便局で機材やお土産を発送し、石垣空港へ。次来るときは新空港でしょうか。名残惜しいですが、これにて八重山をあとに。今夜は那覇にて宿泊で、明日朝、直接出勤予定です。



とは言いながらも、夜はSUMMER SNOW。八重山で会った、SUMMER SNOWの常連さん2名の話、京都の古いCMの話などなど今夜の話も尽きませんが、翌朝早いので、ちょっと早めにお開きと言うことで。
でも、ちょいと小腹を。松山のラーメン屋でどっか無いかと。ニュータンタン麺が気になり、坦坦っていう店に入ってみました。



横浜とかにあるニュータンタン麺本舗のような、にんにくの効いたラー油系のラーメン。本来の坦々麺とは異質ですが、結構、ニュータンタン麺を再現していると思います。


8月16日(木)
沖縄も最終日、というか、朝5時半起きで空港へ。



前回食べ損ねたA&Wを速攻でいただき、ぎりぎりで搭乗。機内ではばたんきゅーです。起きたら富士山。今日はきれいな富士山が見られました。



次回の八重山はいつになるのやら。

 

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