山陰線制覇の旅 下関から萩へ
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さて、今日から本来の目的の山陰本線全線制覇、開始です。まずは、新幹線で時間短縮し小倉まで行き、そこから、下関まで在来線です。在来線の関門トンネルを通過するのも初めてです。



新幹線のおかげで1時間余裕ができたので、下関で朝食です。下関と言えばフク。ちゃんとふく寿司弁当がありました。併設のうどん屋さんで食べさせていただき、朝から満足。具材は、ふくの身2切れ、海老、粒うになど。2切れっていうのはちょっと寂しいですが、830円なんで仕方ないです。

さて、山陰本線の旅の開始です。山陰本線は京都から下関までをつなぐ日本最長の路線です。その全長は673.8kmで、東北本線が一部第3セクター化されて、現在は日本一長いJRの路線になっています。



乗るのは快速みすゞ潮彩1号。2両編成で、1両はビュー車両で指定席。指定席なんて知りませんでした。ありゃ調査不足。列車はいくつかのビューポイントで停止し、観光案内をしながら長門市、その先の仙崎まで運行しています。みすゞは仙崎出身の女流詩人金子みすゞにちなんでるそうです。



途中で自由席が空いたのでやっとお座り。下関からしばらく満席状態だったのです。GWですね。そして、長門市到着。ここで各駅に乗り換え、さらに30分ほどで東萩に到着。合計2時間40分の旅。この区間、特急が無いんですよね。

さて、ここからは明治維新観光です。長崎では坂本竜馬にちなんだもの。佐賀では大隈重信。そして、萩で明治新政府です。ってあとから付け加え企画なんですが。



自転車を借りて、いざ、松陰神社へ。吉田松陰と言えばつボイノリオの「吉田松陰物語」が思い出されますが、今日はまじめです。この神社は松陰の私塾である松下村塾にあり、当然、吉田松陰を祀っています。

次に、その近所にある、吉田松陰生誕の地へ。その前には松下村塾の発祥地。もともと松下村塾は、松陰の叔父さんが始めた私塾で、それを松陰が受け継ぎ、松陰時代は約1年だったそうです。ちなみに、今年は没後150年記念だそうです。松陰生誕の地には松陰先生の銅像があるのですが、萩の街を見渡せる山の中腹なので、さすがの自転車では息が切れます。



坂を下りて、伊藤博文邸へ。ここには、萩の旧家と、東京大井の別邸が移設されて保存されています。大井の別邸は自宅近くがその跡地。現在マンションだったか。
旧家は武家屋敷って感じですが、別邸は木造2階建ての立派な建物です。横には博文像も。

一路藍場川沿いへ。第3代首相の桂太郎旧宅があります。このあたりの藍場川には錦鯉が泳いでいて、甘夏と鯉のえさが一緒に売られていたりします。甘夏の相場は3つ100円。安い!その中でもさらに安い3つ50円ってのがあったので買ってみました。



さらに自転車を進めると、山県有朋生誕地、藩校の旧明倫館と続きます。明倫館は現在明倫小学校となり、旧校舎も使われているそうです。その横の公園に山県有朋像があり、像に見つめられながら甘夏をいただきました。これで焼酎割にすると旨いんだろうなって。



そろそろ、城下町に入ってきます。武家屋敷ですね。戦火を逃れたせいか道幅も細く、観光客だけでもいっぱいになります。ここでは、桂小五郎のちの木戸孝允宅、高杉晋作宅などを拝見。小学校3年くらいの時、萩は萩に家族旅行して以来ですが、ちょっと思い出したような気がします。



その後、萩城跡を外から拝見。で、町中に戻ってきました。街中には岩倉・野中牢獄あともあり、松陰らが捕らわれたことが記されていますが、建物などは存在しません。

で、夜の活動です。といっても、店が少なーい。少なすぎる。ひと回りし、メインの吉田商店街に、LEDの光。



怪しいので覗いてみました。キッチンバーK2。海老チリがウリらしく、海老チリ、豚のたたきなどを注文。トマトソースのフレッシュ感が、ちょっとあまり無い海老チリに仕上がってました。

次に、ワイン&バーのCLASSICO。飲み屋さんビルの2階にある落ち着いたバー。ハウスワインの赤と、パルマー産の生ハムで一杯。ワインは南仏のカベルネソービニオン。



各店、ちょっとづつの注文で回っているので、今日はまだまだ。時間もまだ22時。最後の1軒にと向かったのは、NORMALという扉からなかを覗けないお店。外にはギネスの看板が。
恐る恐る開けてみると、カウンター席が開いています。とりあえず、やばくなさそうでラッキーです。聞いてみると、となりのMARUという地産地消をうたう居酒屋バーの経営で、食事はそこから持ってくるとのこと。MARUは先ほど満席で断られたのでラッキーです。



焼酎もいろいろあり、一口サイズのコロッケ、おいしかったです。
で、そろそろワインも、焼酎も回ってきたので、今日はお開き。明日は7時44分の列車ですから。明日は鳥取。
   
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