今年も幕張で、CEATEC 2013 です。自動車関連が多いです。

2013/10/4(金)
今年も、秋の日本文化祭の時期がやって来ました。電機業界の見本市CEATECや、東京国際映画祭TIFFなどCofestaが催される秋。
金曜日、今年も幕張メッセに出向いてきました。
今年は、ちょっと配置が違います。去年までは、入口から入って、向かって左が電子デバイス、右がコンシューマーエレクトロニクスって感じでしたが、今年は、電子デバイスが右に来ているようです。
まあ、とりあえず左へ入ってみると、広大な教習所?? いえ、自動車試乗コーナーです。

この数年、自動車関係が非常に幅をきかせています。セグウェイ的なやつとか、日産は昨年の自動運転を進化させたりとか。しかし、和製セグウェイ試乗は満杯です。トヨタとホンダが、展示しています。

最も広く場所を取っているのが、こちら、日産の電気自動車。昨年も、無人で自動運転されていましたが、今回は、対向車があったりしても、退避したり待機したりできます。人が運転席に座ってはいますが、何もしていません。これは凄いです。

ホンダは、大きなやかんを展示。なんじゃ? 非常にエネルギー効率のいいエンジンで、ヤカンで湯沸かし?超小型発電所だとか。

トヨタはHa:moという一人乗り自動車と、非接触充電車。どちらも、ナビや公共交通との連携がなされるネットワーク対応になっています。


パイオニアは、今年も車関係。昔はテレビだったのに。あと、有機EL照明とか。
車のコンソール自体を、旅客機のように統合パネル化したいようです。あと、情報ディスプレイメガネ?とか。


シャープは、IGZOがメイン。4K32Vインチのパネルは140dpi。消費電力も少なく発色も素晴らしい。

また、ヘルスケアチェアーや、Mebius PADとか。ソーラーは、縮小なイメージ。


次は三菱電機。人工衛星ハヤブサ、ひまわりとか、エレベーターパネルとか雑多。AV機器は、4Kパネルにレーザーで色を補足する機能搭載。赤の発色がよいです。何でもタッチパネル化の時代です。



家電が引っ込んじゃった今年ですが、パナソニックも。4K展示も業務ターゲット。カメラ、編集、アプコンなど。4Kプロ向けモニターも、厳密にはプロ仕様発色には黒が足らず至っていないそうです。




パナの隣はNEC。三菱電機同様、雑多ですが、人工衛星とか、エネルギーソリューションとか。C&Cのイメージは、タブレットくらい。人工衛星の機能モジュール化って凄い。


富士通も、新技術展示が主で、コンシューマー向けはタブレットくらい。その中でも、動画にQRコードのような物を練り込んで、カメラアプリから情報に繋ぐ技術。これは、我々ソフト業界でも使えそうです。

東芝は、タブレットやREGZAの4K展示も多いのですが、ここも4K編集とか、エネルギーとか。



ソニー。自分の中での注目のXPERIA Z1を展示するソニー。コンシューマーは、スマホとVAIOくらいで、世界初有機EL4Kパネルは凄くキレイ。4Kビデオカメラも映画品質のものも展示。
Z1、ちとデカ過ぎ。



ドコモ。今年はKDDIの出展はなく、ドコモはXperia Z1や、GALAXYなどを展示。また、ヘルス関係とか。


中でも、Googleグラスの様なインテリジェントグラス。これは、ソフト次第で面白そう。


インテルは、各社のPC端末の展示と、カメラに向かってのジェスチャーで、ゲームなどを動かすUIのデモ。
かつて、家電各社もリモコンレスのジェスチャーテレビとか展示してたのですが。


Case Play 小ネタ。iPhoneを預かって、中身を防水化するサービスの展示。Case Playというとこがやってます。預かり3日ほど。秋くらいからだそうで。

日本電気硝子は、毎年分かりやすいキャッチ。中でも、見えないガラスのディスプレイは、写り込み激減。割れないガラス、縮まない、伸びないガラス、曲がるガラスなど。


ロームは、熱が収まったの様な水素・燃料電池ですが、ロームでは、水素を発生する粉末展示。水を掛けると水素と消石灰になるそうで、水素電池に利用。小型の水素電池も実用化が待たれます。

ムラタ製作所は、今年もムラタセイサクククンとセイコちゃんがしっかりいます。

京セラ。ピエゾフィルムスピーカーに人だかりが出来ています。京セラでは、厚さ1mmのフィルムスピーカーをアピール。フィルムが振動する事で音が出ます。低音にはちょっと弱い。でも、試聴室からは低音も出てました。


キーテクノロジーコーナーの車関係。
バック・トゥ・ザ・フューチャーのデロリアンの電気自動車(EV)、

ミツミのフロント投射、

アルプスのコンソール。

アスカネットには、空中3D。実際に操作するには長蛇の列ですが、3D映像が空中に浮いてると言うのは以前から有りましたが、それをタッチ操作出来ると言うもの。これも面白いなあ。
銀行ATMを使ってみました。手前に浮き出す画面を振れると言うより、突き刺す感じ。実に面白い。

CEATEC 2013 最後は、NHK/JEITAで8K。8Kスーパーハイビジョンでは、昨年より進化して、8Kカメラを使用。シャープのパネルだそうです。圧倒的な奥行き・立体感に引き込まれます。


CEATECを見ての雑感。
2004年以来、毎年CEATECに出向いていますが、今年のCEATECも、この数年の縮小傾向が続いています。
5-6年前と比べると半分くらいの面積になったのではないでしょうか。
日本国内のメーカーは中韓台に押され元気なく、以前は、中韓もブースを出していたのも大幅縮小。日本の見本市に魅力も希薄化したんでしょうね。日本の高度経済成長を支えた電機業界と自動車業界も、世界競争力の中では、電機業界は脱落ぎみな状況が見て取れる結果となっています。
再びの浮上は有るんでしょうかね。

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