客人を迎えての湯沢。炎天下の十日町で大地の芸術祭

連日の猛暑。湯沢で避暑ですか?と言われたりしますが、盆地なので、昼間は秘書からほど遠い炎天下です。そんな湯沢に今週も到着。

 2015/7/31(金)

東京駅にて、寸前でたにがわが発車。すぐ後にはくたかが有ったので、高崎までこちらにて。新しい新幹線は揺れとか乗り心地がちがいますしね。高崎駅ナカにて、くいっとビール。沁み入ります。そして湯沢。先週のフジロックの雰囲気も飾り付けもクリアされて、普段通りの温泉街の駅に。

まずは、部屋でパソコンの修理。ここの所、フリーズしたり立ち上がらなかったりが続いていたので、前回メモリ検査をしたらアウト。まずはメモリを取り換えて、電源オン。問題なく立ち上がって、ほっと一安心です。温泉上がり後も、問題なく動いています。

そうしていると、後から向かっていた友人が到着。岩原に宿を取ってしまったそうで、その往復だけでもロスだということで、駅までお迎えしてそのまま風の谷HEAVEN。

かぐら南蛮、八海山のスパークリング日本酒。カマスとか里山の居酒屋をご堪能いただけましたでしょうか。岩原経由で送ってもらえると言うことで、延々2時過ぎまで。初日からお疲れ様でした。

 2015/8/1(土)

ご要望によりまして、ピッツァのピットーレへ。宿でピックアップしてお店まで向かいます。

メニューが色々に渡るので、悩みながらも、ピットーレサラダの小、ジェノベーゼのパスタ。

マルゲリータとパンチェッタのハーフ&ハーフピッツァ、クワトロフォルマッジのピッツァスモールサイズ。そして泡でございます。泡はフェッラーリ。昼間からピットーレの自慢のチーズと久し振りのシャンパン。

湯沢高原へ向かう途中で、足冷やし。この上流は滝。まだ工事で上がれないかも知れませんが。雪解け水でひんやり。

湯沢高原へロープウェーで上がりまして、ちょいと散策。冬は真っ白のスキー場ですが、夏場はZIPライン、サマーボブスレーとか、高山植物園が有ります。高低差500mほど。上はそれなりに涼しいのですが、今日はやっぱり暑い。サマーボブスレーに乗って、坂を下ってビール。汗も引きます。でも暑い。

温泉街に降りて来まして、休んでいるSWING BARには張り紙。先日ケガをしたそうで、しばらく休業だそうです。並びのけいたで、栃尾焼と舞茸天で軽く一杯。栃尾焼にも、雪国まいたけの天ぷらも期待していたらしいので、喜んでもらえたようです。

温泉で、昼の灼熱地獄の汗を流しまして、近所の鼎。こちらもご希望のお刺身。佐渡や寺泊などから新鮮な魚が届く湯沢。キジハタとカンパチのお刺身がコリコリしております。甘みも旨味となっています。そして、鼎と言えば村上牛。炙りをとろりと食していただきました。

ここで出てきた日本酒は、山古志の名酒壱醸。その精米歩合を21%まで磨きこんだ壱醸21。1合で2400円と値は張りますが、最高に旨い一杯です。

その後、東京へ帰る友人を最終の新幹線ギリギリで見送り、私はその足で風の谷HEAVENへ。温泉街には提灯が下がり、8月6日のハチロクゆかた祭りの準備が始まっています。お店では、昨夜より常連が一人増えております。

ひとしきり飲みまして、今夜も2時。先週のフジロックの際に再開した香川の方からのお土産うどんを持って部屋に帰ります。

 2015/8/2(日)

暑~い越後湯沢駅前。今日・明日は長岡の花火が有るからか、駅前にバスがたまってます。ほくほく線に乗ったらゆめぞら号。トンネル内で映像が流れる車両です。

十日町に到着。周辺では、大地の芸術祭2015会期中です。駅ナカも模様替えしたようです。では、電動のレンタサイクルを借りてぐるっと見学に行きます。

まずは昼ご飯もと思って、近くのキナーレへ。中庭の池の真ん中に山が出来ています。蔡國強の蓬莱山だそうで、水蒸気など沸き立つ仕掛けになっています。

お昼は、キナーレのしなのがわバルで畑のにく丼。このしなのがわバルもアートがいっぱい。にく丼は角煮に見立てた車麩とか、野菜などで構成された精進料理な丼ランチ。目の前には蔡國強の蓬莱山がズドーンとそびえます。裏面ですが。

では、芸術の見学へ。キナーレの美術館に初めて入りました。

写真では撮れませんでしたが、真っ暗な部屋の中に、鉄道模型がライトを点けて周りに置いてある物を、壁に影絵を作りながら走る作品「LOST #6」 にはやられました。

その他、多数の現代美術作品が展示されています。
アートでは無いですが、ラーメン店。どさん子だったのでしょうが、大人の事情でしょうか、「子」の文字が有りません。これでもOK?

キナーレから街道に出た所に「憶測の成立」。コインランドリーを改造してアートに仕上げた作品。ネタバレになるので詳しくは書けませんが、これがトリックなのです。なるほど。

街ナカにも展示場は多数ありまして、この辺りで出土する縄文土器の火焔土器。これをかたどった「T+S+U+M+A+R+Iのかけら」とか、小さな公園に模様が入った「チョマノモリ」

本町の昔BARだったようなスペースには、「合成ミクロコスモス2015」。LEDが付けられたクーリングファンが、ポリ袋の触手を動かします。いろんなパターンで。イソギンチャクみたいな空間。

市民会館まで自転車で走って、花壇の「ヒガンバナ」。

直ぐ近くの神社の電動アシストだから登れる急坂をひたすら登って、白いカーテンのような網が幻想的に吊るされている「ヤマノウチ」。ここからは十日町が一望に見渡せます。

また坂を登って、神社の奥のオンマネカゼ。

今度はコンパスの森。ここは田んぼのわき道を通って、山道の坂を登って向かいます。どっと汗。所々の作品には、住民の皆さんが冷たい麦茶を振る舞ってくれています。熱中症・脱水対策にもありがたいサービス。

駅近所に戻って来まして、おやつ代わりに田麦そばで、食べ歩き用小盛。で〆ます。以前に1度戴きましたが、つるっとした喉越しのへぎそばに黄色い和辛子。さらに小鉢で甘いトマトがお通しの様に出てきました。これも有りがたい。

急いで自転車を返して、ほくほく線で湯沢に戻って、温泉入って家事してけいたへ。まだ蕎麦も腹に残っているので、枝豆食べてビールで一杯。お通しは、喉越しもイイ刺身こんにゃく。何気に満腹。これにて終了です。

なんだかんだと盛りだくさんだった今回の湯沢。大地の芸術祭は、パスポートも買ったので、もう数回挑んでみようと思います。