2015ゴールデンウィークは、静岡~豊橋を横断で自分探し?? 静岡・浜松編

今年のゴールデンウィークは、暦通りだと5連休。いつも通過で、これまで沼津までしか行った事が無かった静岡市~豊橋市までを横断。そして自分を探す。

 2015/5/2(土)

ゴールデンウィーク初日の土曜日。昨夜はアキバR/Qからの大井町Chap。1時頃には幸龍でラーメンで〆たものの、朝起きたら9時。準備してたら腰がギク。これはヤバい。とりあえずクリーニング屋に寄ってシャツを受取り、そのまま西大井から横須賀線で品川へ。

当初は東海道在来線で行こうかなと思ってましたが、品川から4時間くらいかかって時間がもったいないので、静岡まで新幹線に変更。GW初日という事で、指定はほとんど売り切れ状態でしたが、検索するとひかりの指定がスコッと取れてラッキー。

約1時間で静岡駅到着。宿に荷物を預けて、事前に調べておいたレンタサイクルを借りて、まずは昼飯へ。横断歩道のメロディーが富士山。静岡らしいです。
静岡のラーメンランクでも上位に入るお店。駅南口からすぐのそば屋さん清見そば。普通にお蕎麦屋さんなのですが、地元の方が続々入って来て人気店なのがわかります。そば屋なのにラーメンの注文が多い。

澄んだ鶏ガラスープで細麺。いたってシンプルなラーメン。最近の濃厚ブームに反旗を翻すような。安心・心休まる一杯でした。1杯500円。安い。
さて、自転車で静岡観光に出ましょう。目指すは久能山東照宮。その途中に登呂遺跡。

静岡駅から南へ3kmほど。10分くらいもあれば着きます。昔、社会の教科書で習った弥生時代の遺跡です。復元ざれた住居跡はかやぶき屋根。白川郷の合掌造りの屋根部分って感じです。高床の建物も姿を現しています。住居跡には入ることもできます。

弥生時代は稲作が発展した時代ですが、この集落にも水田跡が有って、農業と住居が一体化しているのがわかります。しかし、いい天気。暑いですよ。

登呂遺跡から7㎞ほど。30分弱で久能山東照宮のふもとに到着。自転車を降りて、階段を登ります。階段は1159段。段として怪しい個所もありますが、公式に1159(いちいちご苦労さんと覚えるらしい)段とされています。車だと裏側の日本平からロープウェイで行けば楽なのですが、私は自転車。爽やかな風が吹いてますが、急な階段を登ると汗が吹き出します。

ガイドブックなどでは20分程度で書いてますが、15分くらいで社務所に到着。まだ健脚ってことでしょうか。でも徐々に腰が痛くなるのがわかります。ちょっと休憩。
本殿までさらに階段が続きます。

この久能山東照宮は、武田信玄の山城だったものが、滅亡と共に家康のモノとなり、駿府城の本丸と家康に言わしめた。家康の没後は、その遺言からこの地と日光への埋葬だったので、東照宮として造営されたらしいです。今年2015年は、家康没後400年という事で様々な催し物が行われています。

7年ほどかけて、本殿ほか色の塗り直しがなされ、色鮮やかです。神廟もさすがのご立派。
東照宮を一通り回って、社務所横から階段を登ってロープウェイへ。駿河湾を眺めながら、下には屏風谷、そして、日本平へつながります。

ずどーんと高い鉄塔。地上波デジタル放送の送信所です。パークセンターで一休みと思いましたが、レストランも終了。この時期旬の桜エビ団子が150円。エビと醤油のいい香りです。ぱくっと食べて、展望台に上ってみます。

展望台に上ると、三保の松原から富士山までが望めます。今日は山頂がちょこっと見えてました。

さて、再びロープウェイに乗って、久能山を下りましょう。また、階段が1159段続きます。下りも汗が吹き出します。この辺りイチゴの産地で、石垣イチゴの発祥の地。イチゴ農園で1個100円、お皿で300円とかで直売されています。

大粒なイチゴ。甘くてジューシーですが、これだけだと喉の渇きは癒せません。参道の食堂でビールを一杯。ふー。うまい。

宿で一休みして夜の部スタートです。静岡駅西口からデパートなどが並ぶ呉服屋町。さらに行くと飲み屋街になります。

静岡で名物なのはおでん。ダイビング仲間に教えてもらった青葉のおでん屋さんへ向かいます。青葉には青葉横町と、青葉おでん街のおでん屋さんの並ぶ横丁があります。

今回は、ご紹介の青葉おでん街のかすりへ。カウンター8人くらいの小さなお店。ママがカウンター内で切り盛りしています。目の前におでん鍋がどーん。静岡名物の黒はんぺんなど練り物中心に選んでもらいました。こちらは牛スジでなく、豚モツの串が特徴です。

静岡おでんは、タネに串が刺さっていて、青海苔とカツオやサバなどの節がかけられ味噌が添えられるのが特徴です。この節、だし粉と言って、掛けるとたこ焼きの様です。もともと駄菓子屋さんで売っていて、子供たちが食べるのにちょうど良いってことで拡がったようです。

逸品も旨し。ハム入りのポテサラ、コロッケ。こちらもイケますよ。店内みなさん常連さん。友人の話も出ながら、静岡のBARをご紹介いただきました。

青葉おでん街を抜けて、歓楽街へ向かいます。連休初日という事で町は賑わっています。

2軒目は、静かなバーですよとかすりでご紹介をいただいたLa Roche。自家製ジンジャエールがおすすめですよと聞いていたので、まずはモスコミュール。ジンジャーエールの甘味は控えめで、すっきりした一杯。そして、お店の特徴あるものとジントニック。こちらもドライな一杯。静かな店内ですが、マスターから静岡のBARの話などを聞いて、次のお店を選定。

La Rocheからそう遠くないビルの2階。ウィスキーがお好きならぜひこちらへと勧められたのが、NOAGE。まずは見たこと無いスペイサイドのCRAIGELLACHIE。ラベルがアメリカンな感じでスコッチぽく無いです。

そして、メニューで超気になったスモーキーなモヒートボルケイノ。香りを引き出すために、ミントもシェーカーに入れて振ります。そして、超小さいスモーカーで香り付けします。グラスのふたを外すと、燻煙が広がります。これは意外。燻煙が合うとは。。今までのモヒートの中で最高と言える一杯でした。明日夜の浜松のバーをご紹介いただいて次へ。

もう一軒、静岡おでん屋さんを食べ比べたいと思い、先ほどの青葉おでん街へ。入口のみすゞさんは、遅くまでやってるとの事で入店。

こちらは、自分でおでんを取り、ミソだれやだし粉をかけるスタイル。串の形状で単価が違うのでしょうか。牛スジ、黒はんぺん、東京では谷中生姜と言われる葉生姜も自分で取って食べます。そして後精算。

お店に入った12時以降もお客さんが入って来ます。〆のおでんですね。
さて、ホテルへ帰ろうとトボトボ歩いていたら、1軒目のかすりで教えてもらったイケメンの居るBAR Vincent。駅から近所のお店です。

ジャックソーダで〆ようと思ったのですが、話も弾んで2杯目。ArdbegのTEN。気が付いたら2時。明日は浜松へ移動と言うのに。毎度ながらやってしまいました。

 2015/5/3(日)

やっぱり腰が痛い。でも朝10時には宿を出て静岡駅へ。新幹線?って思ったものの、値段倍で時間1/3。今日は在来線で移動することにします。

1時間10分で浜松に到着。結局立ちっぱなしでした。腰が。。。今日から浜松まつりで、駅ナカも賑やかです。まずは荷物をホテルに置いて昼ご飯でも。うなぎと餃子の街浜松ですからね。で、レンタサイクルを借りようと電話したら既に貸出済み。あらら。気を取り直して鰻屋さんへ。

有楽街まで歩いて、曳馬野。浜松鰻の老舗です。行列ができています。注文後に蒸して焼くので、時間がかかり回転が悪いとの説明。それを聞いて脱落者も。おかげで30分ほどで入れました。でも鰻が出てくるまで20分はかかります。まずは骨せんべいと酒盗チーズでビール。そして肝焼きも出てきました。特上の鰻重を待ちます。

ふっくらカリッと仕上がった鰻は、1本入って大満足。大きな肝の入った肝吸いもいいお出汁です。お腹も満足して、浜松まつりを見学に参りましょう。

浜松まつりのメインイベントの一つ、大凧あげ大会。浜松駅前からシャトルバスがどんどん出ていて、海辺の古田島砂丘までピストン運行しています。この大凧、2mほどの四方で大迫力。

凧揚げ会場まで、バスを降りてから徒歩10分ほど。まあ大空に40を超える大凧が翻っています。テレビなどでは観たことがありましたが、これは大迫力。すーっと揚げる町もあれば、なかなか揚げられない町も。

会場は、進軍ラッパが鳴り響き、意気揚々のお祭りでした。帰りのバス待ちが気になるので、くるっと回ってシャトルバス乗り場へ。30分ほどかかって乗車。

浜松駅付近では、夜、街を練りまわる御殿屋台が飾られています。ひとまずホテルで休憩。腰が。。。
夜の部スタート。まずは餃子。でも駅南の専門店むつ菊は終了。駅ビルMAY ONEの浜松餃子店五味八珍も待ち状態。なので終わる前に先にお祭を見学。「御殿屋台引き回し」が行われています。

御殿屋台には、囃子隊が乗っていて、祇園祭で言うコンチキチンが流れ、屋台が街を流れていきます。

大通りも歩行者まで横断禁止。有楽街の筋にも御殿屋台が練回ります。ここでも進軍ラッパが鳴り響きます。

では、餃子へ行きましょう。昼の鰻屋さんの横、錦華楼に浜松餃子学会の旗が立っていたので、こちらへ。市内3店舗展開するラーメン屋さん。

浜松餃子の特徴の野菜餃子です。ビールで1人前。浅草の餃子の王様や大井町のじゅりぃーの様な餡。好みです。

錦華楼の斜め向かいには、浜松カキセンター。大井町の肉寿司、かき殻荘との姉妹店です。行ってみたのですが、祭の関係で持ち帰りのみ。生ガキも今日は無いようです。ということで、残念ながらパス。
さて、もう一度、MAY ONEへ行ってみますと、五味八珍も空いてます。餃子店のはしご。

MAY ONEの7階にあって駅前が一望。五味八珍は浜松を中心に8店舗とかの展開している餃子専門チェーン店。浜松市民からも支持されているんでしょうね。浜松餃子特徴の円形+もやしで出てくる12個で注文。

こちらもシャキシャキ野菜。宇都宮にはこう言った決まりごとは無いのですが、浜松餃子学会店の浜松餃子は、野菜が多く、付け合せに茹でもやし。こういうレギュレーションです。
餃子でお腹いっぱいになったので、昨夜NOAGEで紹介いただいたBAR THINKへ向かいます。

まずは、餃子の口を治すためにジントニックから。ドライにさっぱり。そして楽しくお話をしながらBRUICHLADDICHのISLAY BARLEY。ピート臭は付けてなくてフルーティー。おまけでLADDIE TENのテイスティングもいただけました。こちらはいつものBRUICHって感じ。美味い。

最後はイチロー。秩父のOLOROSOで、シェリー樽物ですが、わずか5年でここまで濃厚とは。2014のマーケットに出た逸品。恐るべしイチロー。このTHINKはBGMなし。それでも静かな雰囲気を保っていて素晴らしい。それでいて、ちゃんと話も盛り上がる。いいお店です。
その後は、有楽街をクルリと回って終了。腰も痛いので帰ることにしました。

 2015/5/4(月祝)

朝起きて、やっぱり腰が痛いので、カイロやマッサージ店へ電話するも、GWであいにく休みとか予約でいっぱいとか。MAY ONEにマッサージ店があるのでそちらで背中を解してもらう事に。

施術が終わって正立ができるように。街なかにはヤマハの街らしくピアノ型のベンチがあります。時間も良いので、昨夜終わっていたむつ菊へ。

開店11時半で、40分前の10時50分に着いたら50人待ち。12時15分に入店。予め注文していたので直ぐ出てきます。食べ終えて12時半過ぎ。1時間半。オープン時には既に行列が長くなりすぎて、既に準備中の札。

出て来た餃子はこちらも野菜ふんだんで、具材が細かく刻まれています。あっさりしながらも、ジューシーで旨味のある餃子です。オープン時に並んだなら2時間待ち?さすが人気店だとわかります。

さて、次は湖西市へ。前編の静岡・浜松編はこの辺で。東海道線で移動です。