ついに、軍艦島上陸。カメラマンの宮島氏の姿も

5月2日、今日はついに軍艦島の上陸。天気は晴れ。波も穏やかです。
今回、2月にこのツアー企画をした時、まだ、上陸とか全く考えていなかったのですが、4月に入って上陸ツアーがGWから始まるとの話が流れてきました。乗らない手はない。
しかし、窓口のやまさ海運に電話しても、問い合わせ殺到なのか、全く電話がつながらない。予約フォームから予約をし、しばらくして、「予約取れてます」って電話。電話だけの連絡って不安ですよね。
この軍艦島は、1970年代初めに閉山となった海底炭鉱で、三菱が管理しています。最盛期で5,000人以上が20棟以上のマンションに暮らし、島には、映画館、床屋、病院、寺など一通り揃っていたそうです。さらに、下水道設備など当時、最新の設備も備えた「街」だったようです。詳しくは、そういったページにお任せするとして、上陸ツアーの感想を。

そして、今日朝9時、出航です。これまでは長崎港の周遊観光で、軍艦島を周囲から見るツアーのみだったのですが、見学コースや、船着き場の整備により、上陸ツアーが可能となりましたが、それでも、波も荒く、年間100日程度しか上陸できないだろうとの話でした。

船内を見ると、なんとそこに報道カメラマン宮島茂樹氏の姿が。軍艦島を激写なんでしょうか。約50分で軍艦島到着。しかし、接岸に10分以上かかり上陸開始です。見学者は、2班に分かれ、3つの見学所でガイドさんの話を聞きながら写真を撮ります。

もう40年使われていない廃屋は、まさに「地球の最期」「文明の最期」を想像させる強烈なインパクトを誇っています。


我々は見学コース以外に出ることができません。崩落などの危険があるため、さらに奥の、ビル密集地帯の中へは入ることが出来ませんでしたが、遠目に見るビル群も、当時の生活を偲ばせるものでありました。

そして、岐路。島の北側を回り、長崎港へもどりますが、こちら側がビル密集地帯。ビル同士も渡り廊下などで繋がれ、雨の日でも濡れずに移動できたといいます。その壁のような圧迫感が、海上にいる私にも伝わってきました。

約1時間の見学でしたが、非常に短く感じられ、あっという間。いつかじっくりと行ってみたいものです。ちなみに、廃墟マニアではないですよ。

そして、長崎港に戻ると、もう、お昼。路面電車の1日乗車券を買い、正覚寺下まで移動。そこの、鯛飯ランチの「御飯」へ。注文してから土鍋で炊き込むランチは1,800円ほど。結構な値段がしますが、おかずがいろいろ付いているのでお得感もあります。土鍋の炊き込みご飯は、出汁の香りも良かったのですが、ちょっと硬めの炊きあがりが、私的には惜しかったです。

昼からの観光は、竜馬系。来年の大河ドラマが長崎出身の福山雅治主演の竜馬。ということで、市内も盛り上がっています。まずは、新大工町の上野彦馬邸宅跡の石碑からスタート。この上野さん、あの竜馬の写真を撮った人です。日本最初の写真撮影を成功させた人であります。

そこから、坂を上り、亀山社中へ。途中、竜馬のブーツ像というイマイチな像があります。本来の建物は改築中で見ることができず。その近所にある、亀山社中資料館へ。高知へ行った時も見た、竜馬の立ち姿の写真(有名なやつの複製)などが展示してあります。

しかし、今日は暑いです。24度とか25度くらいありそうですが、以外にカラッとしています。そして、観光客の定番コースへ。まずは眼鏡橋。まあ、眼鏡橋です。

次にグラバー園。ここも、坂道が続きます。まず、大村天主堂。国宝です。中は撮影禁止。そして、グラバー園。園内はエスカレーターがあり、楽チン。先ほどからの歩きで、かなり喉が渇いていたので、ここで休憩。園内の喫茶自由亭です。水からポタポタ抽出するダッチコーヒーが名物のようですが、渇きにはビール。キリンラガーが出てきました。

ふー、潤います。蘊蓄を見てみると、この園にある狛犬の姿が、キリンのマークの基になったとのこと。確かに似てます。日本麦酒株式会社のラベルイラストとそっくりです。


一通り園内を観光し、一路、平和公園へ。あの平和祈念像がどかーっと鎮座しています。爆心地の公園へ行くと、当時の地層が展示されています。土砂に瓦などの破片が交じり、壮絶さがうかがえました。

その足で稲佐山へ。ちょうど日没に。軍艦島を望む東シナ海が、夕日で赤く染まっています。そして、長崎市内の夜景が一望に。うーん、何万ドルの夜景でしょうか?

さて、夕飯です。今日も思案橋付近をうろうろ。焼酎も沢山ありそうで、いい感じのメニューが出ていた、梅家さんに入ってみました。店の外観からだと、板さんと女将さんが「いらっしゃい」って感じかなと思っていたら、若いご主人。なんでも、気さくにカウンターで盛り上がりながら、でも、客層を上げたかった狙いだそうです。

狙いが当たったのか、私もお隣さんに引き込まれ、溶け込むことができました。筋ポン(煮込んだ筋肉が暖かいポン酢だしに入っていいるもの)など、おいしかったです。

そして2軒目。こちらは立ち飲み屋と、座って飲めるお店を持つBAR。200円のつきだし、豊富な焼酎で満足。はじめ空いていたのですが、たちまち満席になってしまいました。

最後は三八ラーメンの本店で締め。いわゆる基本系の豚骨ラーメン。ふー今日も満腹です。。